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可愛い尻尾が見えてるよ?



猫耳×人間
初エッチ未満
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マヤの顔が直ぐ傍にある。
整った顔立ちのマヤは、アップでも十分格好良い。

興奮して、瞳がグッと大きくなってる。
頬が上気して目のふちがピンクに染まっているのが色っぽい。
ぴんと立った耳がぴくぴくと揺れるのが可愛くて、愛しさが溢れて胸がいっぱいになる。

もし僕に耳があったら、きっと忙しなく動いているだろうな。

すごくドキドキしてる。
マヤの耳にはよく聞こえているだろうと思うと恥ずかしくて、余計にドキドキしてしまう。


やっと、やっと。


僕はマヤと繋がれる。


「ヒロ、目を閉じて……」

低い掠れた声に、僕の体がずくりと反応する。
何て声出すんだよ。
ハア、と熱い息を漏らして、僕は素直に目を閉じた。

唇に触れる柔らかな感触に、口を開く。
マヤの薄い舌が僕の口の中に入り込んでくる。
舌を絡めればザラザラとしたマヤの舌がくすぐったくて、ぞくぞくとする。

そっと僕の体のラインを辿る手が腰に届くと、びくりと体を揺らしてしまった。

「ふふっ、可愛い」

鼻を突き合わせてそんな事を言われて、僕はもうメロメロだ。

付き合いだして、もう一年近く経つのに、まだマヤの色男っぷりに慣れない。
格好良いマヤ。
紳士なマヤ。

経験のない僕に触れるのを躊躇う彼に、どうしても繋がりたいと強請ったのは僕なのに。
あんまりドキドキし過ぎてちょっと辛い。

じっと見詰め合う。



ふっと、マヤが目をそらした。
密着していた暖かい体が離れていく。

「マヤ?」

不安になって声をかけると、マヤの口に笑みが浮かぶ。

「やっぱり、まだやめよう」

「!!? ……なんで?」

僕を見ないマヤに急に不安が膨らんでいく。

「やっぱり、僕の事好きじゃないの?」

「っ違う!」

「……じゃあ、なんで……?」

こちらを見たマヤの顔が涙でぼやける。
手を出さないのは、そういうことじゃないの?

「ヒロ……ごめん……。…………実はさ」

ぎゅっとマヤに抱きしめられた。

「ヒロの肩にね、ヒロのおばあさんやおじいさんがいて……俺、ちょっと睨まれてるんだよね……」

「!!!?」

良く何もいないところをじっと見ているマヤ。


……びっくりして涙が引っ込んじゃったよ。


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にゃんこなので。

この二人はいつ繋がれる事でしょうww


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