collar
ピンクと緑
03

イヤイヤと横に振っては、のけ反る細い首の頼りなさが#7の嗜虐心を満たしていく。

「あ゙あ゙っ! あっ! やっあぁっ!」

二人の腹を先走りで汚す#10のペニスと扱くと、奥の方がうれしそうにうごめく。
一段と高く大きな声が、小さな口から飛び出した。

#7の手から逃れようと振られる小さな尻が、受け入れたままのペニスで自慰をしているようにしか見えない。

「んああっ!! は、あぁぁああっ! ン、ん……アァあ!」

「ふっん……キモチいい?」

「やあああぁあぁ! あああっ! もっ! ひやああぁぁああ!!」

熱く高ぶったペニスをテンポ良く扱いてやりながら、最奥をぐりぐりと苛めると、マッシュルームカットを振り乱して#10が体を振るわせる。
腰を引くと内壁が絡みついて、ちゅぷちゅぷと水音がした。

#10の腰を固定して、内側の少し張り出したしこりを思い切り擦りあげる。

「っうっ、あ……あああぁぁ……!!」

瞬間的に力が入った足が、つま先までピンと伸びる。

「ひっ! ひゃあ! あ! あ! ヌあ! っ!! ン、ぁぁぁあぁぁぁぁああ!!」

そのまま何度か擦りあげると、#7の手の中にある#10の先端から熱い白濁が吐き出された。
とくりとくりと拍動に合わせてあふれ出る。

「っ! ん、ふぁ……」

そのタイミングですぼまるアナルにペニスを擦りつけると、きつい締め付けにくらくらとするような快感を楽しみながら#7も達する。
#10の体内に塗りこむようにゆるく抽挿を繰り返して快感を回収する。

「んー……きもちィィ〜」

ふう、と満足気にため息を漏らす#7の下で、小さな体がもぞもぞと動いた。
視線を落とすと、先ほどまでの色気など微塵も感じさせない#10が乱れた髪の毛を整えていた。
#7の視線に気づくと、無言で二人が触れ合った部分を順番に引き剥がしていく。

「……愛し合った後は余韻が大事なのよ」

素直にそれに従う#7が口を尖らせると、#10が溜息をつく。

「MIXにそんな物は必要ないでしょう」

「あら、やってることは一緒じゃないの」

「全然違うよ」

#7のペニスを抜く刺激に眉を潜める#10は、すっかり可愛くない理性を取り戻していた。
残念に思うが、これだから#10は可愛らしいと#7は思う。

「私はいつでも本気よ」

#7はその派手な顔に極上の笑顔を浮かべて、#10に投げキッスを送った。
もちろん、それは#10に華麗に無視されるのだけれど。




 ◇  ◇



#7「そっけないんだからー」

#10「しつこいのと遅いのは嫌われるらしいよ」

#7「おそ……ちょ……違うわよ!??」

#10「一般論でしょ? 何を慌ててるの?」

#7「もー意地悪よね〜」

#10「散々苛められたからね」




 ◇  ◇




実はそんなに中が悪くない2人。

2012年12月拍手SS


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