collar
緑と青
03

#5は#10を巻き込んでベッドに転がり込むと、あられもなくすらりと伸びた両膝を割った。
中心には雫を零した小ぶりのペニスが張り詰めている。

「……#10……、ん。はぁ……。きもちいの、ほし……」

興奮に切れ切れになる声と甘えたそぶりに、#10はゴクリの喉を鳴らした。
下半身が熱を持ち、ペニスがどくどくと拍動しているように感じる。

#5の後唇にそっと触れると、くちゅりと水音がする。

「#5……」

「だって、はやく、したい……」

イメージで体内を潤した#5に苦笑を漏らす。
唇を尖らせた#5が自らの両手でいやらしい穴を広げて見せた。
その、途轍もなく扇情的な光景に、ぐらりと欲情に支配されそうになった頭をなんとか保つ。

「こら、いくら濡らしたって、慣らさないとダメだよ」

「#10なら、痛くしない、でしょ?」

#5の髪の毛が、#10のふっくらとしたおなかの下で張り詰めたペニスにふわふわと触れた。
本当に微かな刺激が、敏感な粘膜を震わせる。

「おねがい……」

ちゅっと鼻の頭にキスを落とされて、観念した#10がおもむろにイメージを発動させた。

「あんまり煽るから、ダメって言っても止めないよ?」

その言葉ににっこり微笑む#5の上に圧し掛かる。


今夜は少し痛い事をして泣かせてみようかという不吉な考えが、ふっと頭をよぎった。
それでもきっと、涙を見た瞬間にイメージを発動するだろう自分が容易に想像できてこっそり苦笑する。

「ん……あっ! ああぁぁぁぁあああっ!!」

いつものように快楽に蕩けた可愛らしい痴態を愛でる為に、その軟らかな体内にゆっくりと腰を進めていった。




 ◇  ◇




#5「ンああっ! ひ……あああっ、はあ、んンっ! ぁぁあ」

#10「ふっ、はっ、かわいい……」

#5「も、あああっ! らめ」

#10「うん、はっ! きもち、いいね?」

#5「ち、いい! いい……ヨおっ! ンあああ」

#10「もっと、よく、してあげる、ねっ」

#5「!!!っ あああああ────、あ──っっっ!! やああああああっ!!!」

#10「……かわいい……」

#5「あ゙ぁあ……ン……はあああっ! ああ……イイ、イイ、からあぁああ!」

#10「すごい、ぜんぶとろとろだね」

#5「んあああぁぁァァ……」



 ◇  ◇



#10はこってりしつこそうです。
#5はそんな彼が大好きです。
2012年10月拍手SS


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