会長性徒会

08

先程までとは違う理由の涙が目に浮かぶ。

「やメっ、っハ! もっ…………ふグっ……む、り」

書記の速い拍動を俺の内側に感じる。
背後の獣のような荒い息づかいが苦し気だ。

リアルな感覚。

何だってこんな目に合わなきゃならねえんだ。

「カイチョー痛いのー?」

間延びした会計の問いかけにこくこくと頷く。
だから分かり切ったことを聞いてんじゃねえよ。

「あれー? 処方間違えたかなぁ」

「あなたの持ってきたあの薬だと、弛緩作用しかありませんから、緩くはなりますが痛みは感じますよ」

この……腐れ野郎ども。
何を飲ませやがった。
緩くなるとか、何か表現がムカつくぞ。

「ふーん、そうなんだぁ」

それでいいのか、製薬会社の御曹司。
てか、やっぱりお前の仕業か、会計。

「もう一種類お願いした薬が用意できれば、もっと乱れた会長が拝見できたんですが、残念ですね」

……俺は決めた。
どんなに死にそうでも副会長、お前の病院には行かねえよ。

「「残念だね」」

「ごめんごめーん。んでもさぁ、要はオレらのテクでートロトロにすればいいって事っしょー?」

「? ン……あっ、ひあ、ぁぁああぁ!」

会計のへらへらした顔の位置が下がっていく。
何となく目で追うと、にまりと弧を描くデカい口に俺のチンコが捕らわれる瞬間をばっちりと目撃してしまった。
エロい。
薄い癖に妙に赤く柔らかい唇も、俺の顔を見上げる上目遣いも。

エロいな、お前。

柔らかく暖かい口内が堪らなく気持ち良くて、ゆらゆらと腰を揺らしてしまう。

俺のチンコをくすぐる舌は的確で、痛みに萎えた中心があっと言う間に高められていく。
幹に巻き付く舌が筋をなぞる。
同時に先端が頬肉に擦り付けられるのが堪らない。
ちゅぴちゅぴと卑猥な水音が会計の口から漏れ出て、羞恥心を煽る。

腰の中心に快感が渦巻いて、ぞわぞわと全身に広がった。

「そうだね」「そうだね」

「ふふっ。ええ、悪くないですね」

「っ!! やめエ……あ、ぁっ、ぃやっ……!!」

他の三人もにんまりと笑みを浮かべて、俺の体にゆっくりと手を伸ばしてくる。

じわりじわりと迫る快感の予感に、まるでそれを期待しているかのように体が疼く。
自然と体が震えた。


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