*Short* | ナノ





「珍しいな、お前さんが俺のところに来るなんてさ。何かあったのか?」

「……ロックオン・ストラトス!」


ずいっとその白皙の美貌を近づけられ、胸がドキリと鼓動を打った。

と同時に頬に何かキラッと光を反射するものを押し付けられ、今度はヒヤリと本能的な冷や汗が流れた。


「僕にコレの使い方を教えてください」


緋い瞳が指し示す、己の頬に押し付けられているものを横目で確認する。

その正体は…









『爪切り』


だった。






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