気にしてる? 2


「ユーリ、フレン」
「ん?今度は何だ」
「どうかしたのかい?」
「うん。特に用事ってほどじゃないんだけどね」
「じゃあ何だよ」
「うーんとね・・・・・・」
「別に僕たちを見たからって何があるわけじゃないと思うんだけど」
「それともあれか。ナマエにしては珍しく小遣いでも欲しいのか」
「そうじゃないよ。だいたいなんで私がユーリから小遣いもらうのさ」
「それもそうか」
「じゃあ、何か言いたいことでもあるのかい?」
「うん。まあね・・・・・・」
「だったら早く言え。俺たちも暇じゃないんだからな」
「じゃあ言うけどさ、ユーリとフレンって」
「俺たち?」
「フレンの方が主人公っぽいよね」
「・・・・・・」
「おま、人が気にしてることをよくもっ・・・・・・」
「あ、逃げた」
「あ、あははは。ナマエ、できればそこには触れないであげて・・・・・・」
「え?なんで?」
「ああ見えて、結構気にしてるから」
「ああ、なるほど。だからあんなに涙目になってたのか」
「ホント、ナマエは直球に物を言うよね」

にしてる? 2
(主人公っぽくないのも今更だ)
(その割に涙目だったじゃん)
(うるせぇな!)


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