オルトレマーレの星ひとつ | ナノ
オルトレマーレの星ひとつ
▼01
ふと足を止めて振り返る。もう遠く離れたところに見える監獄に、小さく笑みが漏れた。もう二度と、戻って来ることはないんだろう。
「…昴、行きますよ」
「はやくしねーと置いてくぴょん!」
「まつのめんどい…早く行こう」
私を呼ぶ、彼らの声が聞こえる。
「分かってる」
そう声を返して、私は彼らの元へと向かった。
目指すは日本。ボンゴレの十代目だ。
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