「あぁ、ついに完成したのか」
「はい。あとこちらがコアになります。これにプログラムを入力し、接続同期いたしますと完成となります。」
「コア、ね。はいはい。了解。それじゃあ、ご苦労さま。」
「あの、それ、ご自身でお持ちになるので?」
「そうだけど」
「そ、そうですか。」
「それじゃあ…あ、そこの君ちょっとこっちきて。」
「…?はい」
「それじゃあ、このことは他言無用ね」
「はい、存じ上げておりま」

扉がしまった。
ぐしゃり
嫌な音が聞こえた。
一瞬の嫌な悲鳴も。
扉が開く。
扉の先は壁だった。
ゆっくりと落ちていた天井が戻っていく。
潰れたトマトのようなそれが残るだけ。

「死人に口なし…ってねくく、完璧完璧」
「な…な…!?」
「君だけ助けてやった理由はわかるよね」
「あ、は…」
「メンテに一人くらいいたほうがいいとおもってね。君、見たところ…インディゴか。」
「…っ」
「ヴァイオレットに昇格させてあげるから、約束ね」
「は、はい!あ、ありがとうございます!」


(物理的、他言無用)



mae//tugi
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