★にゅうレン(ボツ文・冒頭のみ)
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「ようやく、塞がった……」
「え?」
宿屋の一室。粗末なシングルベッドの上でレンレンはぽつりと呟いた。その呟きを拾ったらしいにゅうが、不思議そうに首だけ振り返り聞き返してくるのを無言で受け流す。レンレンに背を向けているにゅうからはその姿は視認出来ないため、にゅうは今度は体ごと振り返ろうとした。のだが、それをレンレンは許さなかった。
「……ばか」
にゅうの腹の前に手を絡めて後ろから抱き締めたレンレンは、絞り出し尽くして掠れてしまったかのようなか細い声で、そっとにゅうを怒った。
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最後まで考えてあるけど気力がなくなったので(´・ω・`)