うそつききらいすきだいきらい
君という名の麻薬
冬の庭、夏の花
空に曙
どうか泣かないで最後の言葉を交すまでは
孕む熱と乱される内側の音響
おんぼろオルガン何て鳴く
流星を射墜として星屑に処す
翼を千切って契りを交そう
甘い楔と十字架
敗れ被れ
負けたよ全部奪っていけ
嘘でもいい騙し続けてくれるなら
口だけはもううんざり
その唇で次は誰の言葉を塞ぐの
忘れがたき記憶
朧気な残像屈伏しろ
無様な姿だな
角砂糖甘ったるくて飲み込めないよ
意識の端で名前を呼ばれた
月を喰らう獣
太陽を罵った青年
星を掴んだ少女