その先にあるもの

その先にあるもの

その瞬間を待つ。
君の口から導き出されるその答えを待つ。
カチカチと響く秒針の音。
手の平に汗を掻くような緊張感が漂って、僕の口の中はカラカラだ。
そして数秒後、キラリと瞳が光ったように見えた。
「ロイヤルストレートフラーッシュ! 君の負け!」
弾んだ君の声にカードを放り投げた。


「#文芸リレー」より
最後の文、台詞を最初の文にして書く

2020/04/26

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