アンハッピ−?
次に僕の唇に触れてきたのは、君の、指ではなく。
鈍く光る銃口。
ニヤリと口の端を持ち上げて笑った、君の目には愉悦の色。
恐る恐る両手を挙げる僕に、君は観念しなさい、と言う。
けれど引き金を引く瞬間、銃口は上向いた。
「ハッピーバースデー!」
瞬く目の前で色とりどりのリボンが飛ぶ。
「#文芸リレー」より
最後の文、台詞を最初の文にして書く
2020/04/26
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