久しぶりに出会ったゼラは
さらさらの黒髪を後ろに流し整髪料できっちり固め
縁のないスマートな眼鏡をかけていた

当時中性的だった顔付き身体付きは男性的なものにかわっていたけど
やっぱり相変わらず綺麗な顔をしてて細身の黒のスーツがよく似合っていた





だからってなんでこうなる訳?!

田宮ひろし、いつの間にか危機的状況!!


「ちょ、まてまてゼラ待て」
「うーん、ゼラって呼ばれるのいいな」

「いいから、そこを退けろ!」

「嫌だ」

久しぶりにゼラと会った俺は
(っていうかゼラが家の前で張っていたんだけど)
そのまま強制的にゼラのお気に入りのフレンチレストランに連行され
赤ワインを飲みながら飯を食い
懐かしい思い出話に花を咲かせて…



気づけばホテルのベッドの上に居たのであった!

いや、展開がおかしいだろ!!



俺を押し倒し上に乗りかかり
ネクタイを緩めながらゼラ妖しく微笑んだ

「ちょ、待て、お前どういうry」

ただ久しぶりに会って食事して楽しくお酒のんで…
何故こうなるんだ?!



「さて…」
眼鏡を外してサイドテーブルに起き
ゼラは俺の顔を至近距離で見つめる
その距離僅か10p

「タミヤ…」
その目は10年前と変わらず妖しい輝きがあった
相変わらずの綺麗な綺麗すぎる顔が近すぎ

「初めようか」
「はぁ?!」


気付いたらの唇が自分の唇に当たっていた
「ん、ぐ」
不意に口づけられて
驚いてる瞬間に舌を入れられた
「う、、ん、、ん」
そのまま絶妙に舌を絡めとられ喉の奥がなる


「ふふ、タミヤ、可愛い声出すんだな」
唇を離したゼラは満足そうに呟いた

「ちょ、、おまえー!!!!な、何するんだよ」
恥ずかしさが後からついてきて頬にも熱をもつのが自分でも解る

「何って、初めてではないんだろ?減るもんじゃなし」

お構いなしにゼラが俺のブラウスのボタンをはずしていく

「お前、なんなの?」
ゼラに圧倒され怖くなってきた俺は信じられない気持ちでゼラにきいた



2009/12/34/Web

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