金曜日
疲れた身体を引きずりながら俺は社宅を目指した
明日は1日ゆっくり過ごそう
あ、今日晩飯どうしよう
スーパー行くのもだるいし家にあるもので適当に済ましてしまおう
そんな事を考えながら社宅に差し掛かる角を曲がった

社宅の入口に見覚えのない車が止まっていた
が、特に気にとめずに通り過ぎようとした俺

「タミヤ」
「え?」
不意に呼ばれた振り返った俺の名前
前には見覚えのある顔

それは間違いなく
ゼラでした!
「え、と…ゼラ?」
薄い口唇がにやりと笑った



2009/12/34/Web



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