ライチ未来★クラブ


※10年後の未来設定
タミヤ24歳→サラリーマン(有名自動車メーカーの地方店勤務、営業課)
ゼラ24歳→(超エリート銀行員)


俺はなんだかんだで、この町を抜け出せないでいる
高校を卒業した俺はそのまま社会人になった
流石に実家は出て社宅に住んでいるが
ガキだった頃はあんなに反抗的な態度をとり
あんなに抜け出たいと思ってた土地から
自力し自由を得た筈の今だに結局抜けだせないでいる


入社し5年が経過した俺はそれなりの
責任をもつ立場になり仕事量も増えた事から
寮と職場の往復の毎日を送る
なんの不満もないはず


なのに時々このまま歳老いて朽ちていく事を
考えると憂鬱な気持ちなるんだ
贅沢な悩みであることは分かっていた
流れる時間は徐々に俺から行動力を奪い
怠惰や惰性やらを俺に与えた


そんな俺の変わらない毎日が
1人の男の出現によって
180度どころか359度くらいかわる訳である
勿論そんな事を知るよしもないんだけどな



2009/12/34/Web

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