冤罪 1
俺はいつも通り、昼飯を食堂で食べていた時のこと。
生徒裁判所の送達人が俺に近づいてきた。
「会長様、起訴状をお渡しします」
「は?」
起訴状?マジかよ。生徒会役員が起訴されること事態まれだが、会長が被告人になるなんて何年かぶりの不祥事だ。
そもそも俺は起訴されるような犯罪を犯したことはないと、天地天命にかけて言える。
「会長、なんで訴訟なんか起こされたの?何しちゃったの?」
「おかしいですね。会長はここ最近なにもしていないはずなのに」
「見てみてよ〜」
俺は訴状を開く。
「え……ドン引き。会長……委員長を強姦したってマジ?」
「よくあんなごつい男を抱こうと思いましたね」
「かいちょ、ガチゲイ?」
「ちがう〜〜〜!!!!」
ほんとうに、神に誓って俺は委員長を強姦なんてしていない。
だが、無情にも俺は被告人の席を座らされることに。
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