で、3日後に急だが結婚式を上げた。俺は急だと思っていたけど、本当なら婚前交渉をした翌日でも遅いくらいだったらしく、皆から遅すぎると責められたが、隊長が悪いので仕方が無い。

で、普通だったら今夜が初夜だけど、俺は妊娠しているし、勿論なしだろう。隊長の用意してくれたシャンパン(ノンアルコール)を飲みながらそう気楽に思っていたが。

「初夜が無いはず無いだろう!」

「で、ですが俺は妊娠しているわけであって」

「激しくしなければ大丈夫だ!」

普段はヘタレだがベットの中の隊長は相変わらず強引で。

訳の分からないうちに合体していた。

「そ、そんなに激しくされたらお腹の赤ちゃんがっ流れちゃう!」

「大丈夫だエルウィンっ!今から受精するところだ!」

激しく腰を振りながらそういう隊長に。

「は?……」

俺は呆然とした。

呆然としているうちに、物凄い量の隊長のを流し込まれてお腹が熱い。

「どういうことですか?」

まさかこの男……

「想像妊娠だ」

「違います!偽装妊娠って言うんです!……まさか、あの医者まで抱きこんでいたんですか!?」

想像妊娠は自分が妊娠していると思い込むほうで、俺は思い込まされたほうなので違う。つわりとか言っていたのも、胃痛で間違いなかったのだろう。というか、つわりの症状ではない。

「どうしても結婚したかったんだ!許してくれ!……それにもう妊娠しているかもしれない。シャンパンに受精促進剤を入れておいた」

「……こ、この最低男!!!!!!!」


神様、俺は何か悪い事をしたでしょうか?
やり直したくても離婚は出来ないし、悲しいことにこの初夜で俺は本当に身篭ってしまい、どうしようもなくなりました。



END

*テーマは想像妊娠だったんですが、書いているうちに偽装妊娠になってしまいました。
想像妊娠っていいよね!って言ったいたんですが、隊長が何でもするゲスになってしまい、最後にはヘタレになって、想像妊娠じゃなくなりました。あは
ヘタレゲスっていいよね!ってことで・・・・
初のファンタジーでしたが、どうでしたでしょうか?
何か感想があれば喜びます♪



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