メールでもごめんなさい、ごめんなさいと謝ってきてもいたが、それも無視した。

なんだか少し可哀想になってくるような気もするが、俺がされたことを考えれば、無視くらいたいしたものじゃないだろう。

ゲイDVDでもなかなか見ないぞ。乱交なら良く見るが、連結プレイとか最悪だ。あんなのが初体験とかって俺の人生終わっている気がする。

玲人は何も謝ってこない舜一より遥かにましとはいえ、やはり許せない。

「またメールか……」

玲人からの受信メール一件届いていた。

削除しようかと思いながら、念のため中身を確認する。生徒会の用件の場合もある。まあ、滅多にあいつから率先して仕事しないから、そういうことはほぼないといっても過言ではないが。

「部屋に来て?……行くわけねえだろ」

と思いながら、画像が添付してある。何の画像かといぶかしみながら、開く。

すると、玲人が誰かに抱かれている画像だった。その誰かは俺なのかと一瞬血の気が引き、あの動画も消すと言っていたのに、メールにまで送ってきたのはどういうつもりなんだと、怒りで震えるほどだった。

何度も謝ったのは、悪いと思っていたからじゃなかったのだろう。ただ、謝れば俺に許してもらえるという、それだけで、自分が悪いことをしたという認識がやっぱりあいつにはないのだろう。

俺を揺すっても無駄だといったのに、最後には脅せばいうことを聞くと馬鹿馬鹿しいことでも思ったのだろうか。

俺は向かいの玲人の部屋に向かい、カードキーで部屋に入った。スペアをずっと昔に渡されていた。

馬鹿馬鹿しいことは止せと言う為にきただけだ。けっして和解をしたいわけではなかった。


なのに、俺が玲人の部屋で見た光景は。

「お前ら……玲人になにをしてる?」

玲人が2人の男に圧し掛かられている場面だった。

玲人の身体は誰のか分からない体液で汚れ、涙を流しながら、男の物を口でくわえこんでいた。




*作者は一穴一棒主義なので、ご安心を!



  戻る  
TOP


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -