「恭ちゃんのおちんちん、思ったよりも大きいよね。俺の中にちゃんと入るかな?不安だなあ」

と楽しそうに、俺の息子で遊んでいる玲人に、俺の尻を拡張している舜一。

「お前は自分のは自分でほぐせよ。俺はお前の尻なんか触りたくねえからな。俺は恭介のしか触りたくない」

「俺だって、舜一にやってもらうなんて最悪。ちゃんと道具で下準備してきたから安心してよ」

「なら恭介のもっと可愛がってやれよ。縮んで可哀想だろ?お前が恭介のペニス、俺がアナルを占有って約束だからな」

「そんな勝手な約束、俺の意思は関係ないのかよ!?」

「俺たちのどちらかでも選んでいたら、こんな目にあわなくてすんだかもな」

「でもね〜どちらか選んでくれていても俺たち諦め悪いから、たぶん後で襲っちゃうから同じことだっただろうね」

「ははっ違いねえな。俺も、恭介が玲人選んでいたら、速攻犯してた」

なら今と何が状況が違うんだ。どっち選んでいても結局状況同じなら、選ぶ意味が真剣にないだろう。


「ねえ、恭ちゃん。たたないね……」

「無理矢理やられていて勃起するほど俺はマゾじゃねえよ!」

「俺の中に入れられない……」

「入れたくないって言ってんだろ!」

「まあ、待ってろ玲人。俺のペニスで前立腺ガンガン掘って、恭介の勃たせてやるから」

「え〜〜!!俺が最初ってジャンケンで勝ったのに」

「勃起しないもんは仕方がないだろ。前立腺で勃ちまくりなはずだ」

「ビデオではそうだったよね」

「お前らみんな初心者のくせに、ゲイビデオを現実に取り入れるな!あんなものは虚像に決まってるだろ!穴掘られて、気持ちよくなれるわけがないだろ!努力と、才能と、慣れを経て、ようやくたどり着ける道だ!」

俺はゲイじゃない。こいつらもそうだったと思っていたが、舜一が風紀委員長として没収したゲイDVD鑑賞会(男子校だから、勉強しようって。あくまでも会長と委員長として男子校を理解しようという名目だった)を真剣に見ているのを見て、そういう気があるのかなとは疑っていたが。

まさかこんな目に合わされるなんて。

「やってみないと分かんないだろ!さあ、恭介の貫通式だ。玲人もちゃんと見ていろよ」

「うん。恭ちゃんの処女喪失シーンなんて一生に一度しか見れないもんね」

「やめろ!!せめて、お前ら童貞処女同士なら、お前らで実践してから来てくれ!俺で試しなんかすんなよ!」

「嫌だよ。俺、恭ちゃん以外に抱かれたいと思わないもん。舜一なんかとゲーだ」

「俺だって玲人を抱くなんて嘔吐ものだ。まあ、ウダウダ言っていないで、おとなしく力抜いてろ。玲人はビデオの準備できてるか?」

「オッケーです」

玲人は俺の肩を片手で抑えながら片手でビデオを構えていた。

こいつら人の意思を無視するのもいい加減にしろ!

「じゃあ、入れるからな……うわっきつっ。さすが処女」

「舜一駄目だよ。恭ちゃん痛がっているよ。こういう時は一度後退して、少しづつ入れていくのが良いんだって」

「さすがネコを勉強しているから詳しいな」

「恭ちゃんの締めて痛い思いさせちゃ駄目だと思って。俺って優しいよね」

上で好き勝手な会話されて、掘られている俺って一体。俺の身体を気遣う会話らしいが、俺の心は全く気遣ってくれていないな。

親友に犯されて、それを親友に見られてビデオ撮られている俺って、終わっているだろう。

ちなみに痛くないわけではなくて、超痛い。だけど、なんかもう心が折れて、抵抗しようともわめこうとも思えなくなっていた。

だってこいつら、俺の身体も心もどうでも良いと思っているから。男に掘られて痛がっている俺とか、別にどうでも良いんだろう。きっと。

俺の顔したダッチワイフでもあれば、そっちでも良いかと思うくらいの扱いだから。

好きだって言う相手にすることじゃないよな。少なくても俺はしない。こんな相手の心を無視しきったことなんて。

相手に対する尊敬の意や、労りの心は全くないし、俺のことを馬鹿にしているような会話にしか感じない。よく好きな相手にこんなことして心が痛まないな、と逆に不思議に思った。

俺はそれからも全く勃起しなかったため、玲人が用意していた媚薬を俺に無理やり飲ませて、3人で繋がった。

舜一が俺を後ろから犯して、玲人が俺に後ろを犯させて。



  戻る  
TOP


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -