小説 | ナノ

  恋人編? 13


「どんな体位がいい?好きな体位で抱いてやるから」
今まで選ばしてくれたことなんかないくせに。でも選びたくもなかったけど。


バックは、一番初めに犯された体位で、これが一番楽と言えば楽なんだろうけど、怖いと言えばこれが一番怖い。犯されている感が半端ないから、俺が苦手意識を持っているのをなんとなく知っているからか、陸は背後位からはしてこない。

正常位が一番多いと言えば多いけど、これはオレが絶倫の陸に付き合い切れず、グロッキーになってるからで、ただ仰向けになって犯されているだけってパターン。

騎乗位とかも、そういう体勢になるだけで、陸が突き上げてくるから、オレが動くとかじゃないし。

だいたい、抱いてやるからって……抱いて欲しくないって言うの。


「……選べない」

「選べよ、誠。どんな体位が好きか知りたい」

どんな体位も好きじゃねーよ。

「言わないとバックから今日はやろうか?」

「う、後ろから座って、ギュッとされるやつ」

「背面座位か?一番感じてたもんな?……後ろから抱き締めると安心するのか?」

「わ、わかんない」

ただ、終わったあと、あれが一番好きなだけ。

陸は俺を後ろから抱き締めて密着してくる。尻にもう陸の張りつめたものが当たっていた。

右手で腰を抱き締めて逃げれないようにして、左手でオレの脚を広げ、尻を浮かさせると、陸の先端が穴に当たっていた。

本当に少しづつオレの腹を押さえながら、腰を下ろさせていって、陸のが入ってくる。


「本当に処女みたいになってるな……すげえキツイ」


3か月も清らかだった、オレの尻は、また全部陸ので犯された。

陸の感嘆の声に何だか悔しくて、唇を噛んで黙っていると、顔を陸の方も向けさせると、オレの噛んでいる唇を解すようについばんでくる。

そして右手でオレの腰を支えたまま、ゆっくりと挿入を繰り返してきた。

はじめはあまりの大きさに吐きそうになっていたが、段々と楽に飲み込む術を思い出してきて、身体が熱くなってくる。


「処女みたいだけど……ちゃんと俺の身体覚えていたな?」

「は、恥ずかしいこと言うなよっ」

すでに股広げて、陸の飲みこんでいる時点でこれ以上恥ずかしいことはないが。

「あんまり今日はもちそうにないんだ。もうお前の中で出していいか?」

「許可っ、しなくたって、だすっ、くせに」

揺さぶりに、言葉が途切れ途切れになりながら、ああこれって許可出したも同然だよなと思った。

腰を思いっきり引き寄せられて、これ以上深くは出せない場所で、陸の精液が吐き出される。3か月分なのか、物凄く大量で、こんな量一度に受け入れたことがない気がした。

その感触に気持ち悪いはずなのに、オレも感じてしまって、射精もせずにいってしまった。

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