小説 | ナノ

  5(END)


「あっ……っ。長いよっ、おかしくなっちゃうよっ……俺」

もうどのくらい会長に抱かれているのか分からなくなってきた。ここに閉じ困られてどのくらいたったんだろうか。
まだ冬休みかも分からないくらい。

「おかしくなれよ!啓志……俺はもう、お前のことが好きすぎて頭がおかしくなっている……お前も俺のせいで、おかしくなれよ」


対面座位で会長のを受け入れさせられて、揺さぶられている俺。本当に会長に閉じ込められて、セックス三昧です。
会長、お家のお仕事良いんだろうか。そんなふうに始めはちょっとだけ思っていたけど、もうどうでも良いや。


俺を欲しがって、頭が狂っているっていう会長と獣のようなセックスをして。真剣な顔で俺を見てくる会長って、なんだか可愛いかも。


「ねえっ……もう俺、この体勢苦しいのっ」

もう力が入らないから、座っているけど崩れてしまいそう。
そう言うと会長はベッドに俺を横たえてくれた。

「啓志っ……啓志!…愛している。俺だけのだっ」

正常位になって、会長は俺を抱きしめながら何度も突き上げてくる。

後ろだけでとっくにイケるようにはなっていたけど、この数日で更に俺ってバックで感じるようになっちゃったみたいで。

「やあっ……孝也、そんな奥まで来ないでっ…」

前立腺でイキすぎちゃうくらいに。本当に苦しいくらい。

そんな俺の悲鳴に逆にもっと興奮したような会長に酷く犯されて、なんだか俺も余計に感じちゃうループだった。

もうお腹の中、会長ので常に一杯だから。

もう何度目か分からない会長の精液を受け止めたけど、会長は抜いてくれない。そのまま抱きしめてくる。

「ずっとここに閉じ込めておきたい」

殺されるよりはマシだけど〜本当にずっとっていう訳もね。

「でもそろそろ、お家とかお仕事しないと駄目じゃないの?」

俺に圧し掛かるようにして胸に顔をうずめている会長の表情はわかんないけど、そろそろ帰らないといけないみたい。俺がセックスに疲れて寝ている時に、お家からか電話がかかってきて喧嘩しているみたいだもん。

「帰りたくない……」

「うん、けどさー。俺とのことお家の人に認めてもらうために頑張ってくれているんじゃないの〜?勝手なことしていたら、俺のこと閉じ込めておくことも出来なくならない?…お金と権力がなくなっちゃうよ」

えいって、体勢変えて会長を押し倒して、会長の胸の上に頭を乗せて寝る。会長が上にいると重いんだもん。

会長とのセックス三昧で、ピロートークとかで会長のお家のこと、だいぶ聞いたんだよね。

まあ、息子がゲイだって分かって、会長の家族、大騒ぎになったらしくて。俺からしてみれば、まあそうだよねって思うけど。学園みたいにゲイに寛容じゃないよね。普通の家庭はさあ。

というか、会長ってゲイっていうよりバイみたいだけど、お家には面倒だから男しか好きじゃなくて、俺と将来一緒になるから、結婚とかありえないとか公言しちゃったらしくて。

馬鹿だよねえって思うよね?言わなければあと10年くらいは平和に過ごせれただろうにさ〜。
でも、女を好きな振りとかして俺のこと隠しておきたくなかったらしい。
だから家業を立派に継ぐことが条件になったらしい。

ちょっと重いね〜なんで上手くやれないんだろうって思うけど。意外とそういうところ不器用みたい。

俺みたいな可愛い子大好きな人間を好きになって不毛だろうに。でも、会長顔は怖いけど、そういうところ可愛いって思ちゃった俺って会長に監禁生活で、染められちゃったのかな?

「俺のこと浮気しないように見張ってくれるんでしょ?だったらお仕事頑張ってきて?」

そう言うと、頭をぐしゃぐしゃって抱えて、俺も抱えだした。え?

「仕事はする。だけど、啓志も見張らないといけないからな……お前も連れて仕事に行く」

えええ?そう来るの?……まあ、しょうがないよね。

俺も段々束縛されるのも慣れてきちゃったし。

可愛い子猫ちゃんの代わりに、イケメンだけど性格怖いけど可愛いヤンデレ彼氏で当分満足します。

「会長……今後、俺が浮気したら会長のせいだから、罰受けないからね★しっかり監視していてね」



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