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2015/04/12 |
最終回より後ろ二回が良いのは時代劇の特徴でしょうか。それにしてもT波さんセクシーすぎる。刀交換だけで持ってっちゃった感いっぱいだもんね。 兄弟いないのでサッパリわかりませんが、世の兄弟姉妹ってこんなに熱いんでしょうか。肉親愛はさておき仁義優先で命はったから、別視点からだと薄情とも取れるけど(武士道ガン無視で仲良く和気あいあい暮らせとでも言うのか)。 お揃のキセルとか普通なの? それが侍だからなの? だいたいあの弟とどうやって交換したの? 「俺のジッポやるよ」「キャッ。ありがとう兄貴! 俺うれしい! 一生大事にする!」とかそういう返事は期待できないと思うの。実際渡しちゃったし。六ちゃんが貰ったときはそういう反応だったけど、T波さんとY崎さんでは想像つかない。 「おい」 「――ん」 「キセル」 「ああ」 「持っとけ」 「うん」 「無くすなよ」 「……高いの?」 「名品だ」 「そう」 「高い」 「ふうん」 「大事に――」 「うん」 「俺も同じのを」 「うん」 「――」 「それで?」 「それだけだ」 「そう」 「……」 「そうね」 みたいな。「なんだよ。もっとデレろよ可愛いげねぇな」とお互い思っていたりするんだな。自分のことは棚に上げて。 改めて見ると兄弟の会話(というか会話しない会話)おかしい。あの空気の中に一瞬でも放り込まれたすばしり気の毒すぎる。一人になるとお兄ちゃんもベラベラ喋りそうな気配。 でも兄弟間だと 「……(鼻毛出てるぞ伊織)」鼻ポリポリ 「……(あいわかった兄上。耳毛を剃ってから出直してください)」耳ポリポリ くらい静かな予感。 最終回、正確には一個前から。小頭は小頭で。六ちゃんは六ちゃんで。胸がキュッとするからうまく言えませんが、お千代ねぇさんが総合すると一番たまらなかった。 すべて終わったからといって義理立てして腹かっ切ったりしない最期に「見ててよかった!」の気持ちが強く残る反面、お頭には戻ってきてほしい気持ちもやっぱりある。 難しいなあ。スッキリしたらスッキリしたで忘れてしまうだろうからなあ。フィクションは消化不良なくらいがちょうどいいのかもしれない。 御家人にも言えることだけど。男は自分の好きなように生きて死んでいって、よくて死なないにせよどうして女を置いていくんだぜ……。あれはあれで名作として名を遺したのだから、まっとうしてるんだけど、最終回は見るたびにキュッとする。 親分さんの株が上がり続けたのは「泥んこでもカッコ悪くても、颯爽と斬り込んで死んでいく旦那みたいに泣いている誰かを置いていったりしねぇぜ俺は」という気骨があったから。その様も残九の死があってこそ惹き立つわけだけど。 男の道を現実で貫き通すのは難しいからこそ、時代劇や任侠映画があるのかもね。面白かった。京都チャンネルありがとう。 余談。 昨夜の世にも〜で急に思い出しました。 I橋さん→チェス S見さん→越境 T波さん→王将 M重さん→軍服 回がやっぱり萌え。話はさておきどれも忘れられない。 昨夜はI尾さんの独壇場でした。本当になんなんだろうなこの人。決してうまかないんだろう。でもうますぎる。目が離せない。なんなんだろうな。 |