| site data |
2015/03/14 |
『春燈』『朱夏』見つけたので購入しました。 ぶ、分厚い……。昔なら厚ければ厚いほどうっとりしたもんだけど、厚みだけで倒れそう。時間との戦い。あの本は読めてもこの本は一生読めない。しばらく積ん読です。 『櫂』感想続き。 岩伍さんかっこいいなあ。現実に居たら絶対ごめんこうむるけど()。ときどき喜和さん(嫁)に感情移入して「私ひょっとしなくても不要なのかしらん」となります。『男は仕事。女は家庭』の時代なのに、この人もちろん子育てもできるんですね。子煩悩ではないけど。職業柄なのか慣れなのかチョイチョイ脱落→再開してるのでわからんが。 300ページを越えた途中いきなり『トカゲの交尾を見て赤くなる嫁』とか出てくるんですが(宮尾作品とは仲良くやれそうだ！)、この時点で喜和は岩伍と喧嘩をしている。ＢＬサイトでＮＬ萌えを語って申し訳ないけど、 「あっ……。トカゲの夫婦仲良すぎじゃない？ それに比べてあの人はなんで振り返ってくれないの？ 最近すっかり一人寝だわ。いつお布団一緒にできるのかしら。もうっ……もうっ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ… みたいな描写が頻繁にある。 この嫁くれや。 「大事にしてくれえぇぇ。いやっ、冷たいところがステキ！ つれない貴方がスキ！」という気分。男側からすれば「どないせぇっちゅうねん……」という話だろうけど。知りません。 レットバトラーはあんなにカッコいいのに、スカーレットには全く相手にされなかったじゃない？ ナヨッとしたほうに入れ込んだじゃない。そして女性陣は「なんでや……なんであんな優しさの皮を被った傷つきたくない症候群の坊っちゃんに走るんや……」と思ったじゃない(口悪いんですゴメン)。 花子とアンならぬ蓮子とデンでは、女性陣がＹ田さんのほうに入れ込んだ。何の不思議もありません。 「冷たいっ。でもそこが好き！」 という相反した感情が女の側にはあるんですね。Ｍには最高な良書です『櫂』。非常にオススメです。なかなかしんどいけど。 Ｎ田さんも例の噂については黙っていて正解だと思います。ひっそり全否定しなくても皆なんとなくわかってます。でも気持ちチョイチョイ意地悪なところが見えて、そういうところにフフッとなるから女心掴まれちゃう。困ります。 |