管理人サイト総合まとめ

site data


2021/11/17 

水槽、と聞くとお父さんの趣味。みたいな時代がありました。とにかくお金のかかる趣味。夫婦喧嘩の理由はカメラか水槽かゴルフ。今はなんでしょうね。

イメージ先攻で「手間隙かかりそう」「そもそも汚い水を触りたくない」みたいな現代思想が邪魔をすることもあるかと思います。メリットデメリットはだいたい想像どおり。「重量がすごいから腰がいたい」「普段のお皿もろくに洗わないのに水槽なんて洗ってられない」「地震のとき心配」……エトセトラ。理性があると飼えません。まず初心者の心得として、理性を捨ててから来てください。

……理性は捨てられましたか? 次に残念なお知らせです。理性がないひとは水槽用品を買えません。人生長いと一度くらい「水槽やってみようかな」と思うもんですが、この世界ホントにややこしいです。もう買いたい気がある人は、ちゃっちゃと買えそうな水槽なり生体なり買って、始めちゃうことをおすすめします。考えれば考えるほど遠ざかります。

大まかに言うと、水槽、浄化フィルター、酸素の3つ。エサとカルキ抜きがあればほとんどの生体は問題なく飼えます。淡水魚、熱帯魚、海水魚。それぞれ特徴がありまして、淡水魚はなんもしなくていける。熱帯魚はヒーター、海水魚は海水を作らなくてはなりません。

でも水槽ってサイズあるじゃん? ……最初は大体この辺で終わります。なんかさ、生体飼うのにやりとりあるじゃん? ホームセンターで木材とか切った方がいいじゃん? めんどくさいじゃん? あとライトとかしたいし水草買いたいけど全体的に高いじゃん?

そういうひとは、もう考えずに安いやつ買っときましょう。きれいめの30cm水槽、ジェックスでもテトラでもよい。なんかわからんけど適当な外づけフィルター、替えのフィルター、カルキ抜きやエサは100均でもいける、メダカやグッピーならほっといても増える、二年くらい持ちます。

で、二年続けられたら、それから考えましょう。ペットの世話なしで飽きて捨てちゃう人のほとんどが、学校や家庭で生き物を飼ったことがなかった、飼わせてもらえなかった、と聞いたことがあります。おためし期間もなにもなく、いきなりはじめちゃう。

水槽は重量がありますので、マンションやアパートでは階下に迷惑がかかります。特に昨今はベランダ菜園も人気ですが、人によっては土の重量を計算にいれてない。植えてはいけない植物だとか、昔と違って自治体の連携で周知されてないこともあります。

小さな金魚鉢でも、最近は特に水草水槽用のグラステリアの出来が非常に良いです。ライトも種類が増えてきて、省電力で環境にもお財布にも優しくなってきたので。

わたしは特に育てる予定のないときでも、人が育てたりつくったり、そういう動画が好きなんですね。自分でやることに意義がある! ってひともいるでしょうが。あと、後半お話ししますがADAの冊子が好きなんです。自分でやるぶんには全然なんですけどね。




******


〜水槽サイズ〜

結論からいうと、手間隙はサイズによります。大きいほうが管理は楽、というのを一度は耳にしたことがあるかと思います。「確かに楽。でも数年して飽きたときに対処に困る」という話をしときたい。ゲームや本は気軽に売ることだって捨てることだってできますが、ガラス水槽は結構困ります。

30cm水槽は水質管理のフィルターと共に1500円前後から始められますから、検討にいれてはいかがでしょうか。ちなみにわたしはベタ飼いを始めて、屋外の睡蓮鉢に移行。赤メダカを四代目まで殖やして、百均のプラケース三箱飼育、室内で過密水槽やらかし崩壊(『水槽崩壊』という言葉にはふたつの意味があります)。残り5匹をシクシクしつつ育て終わり、しばらく休んでウーパールーパー飼い。テトラ、コリドラス、シュリンプ、ブラックなんとかかんとか……。

この期間、三年……五年くらいかな? 水草は相当やらかしました。庭の花や野菜と同じにいかないことは理解してたんですが、感覚としては盆栽かコケに似てますね。芝生とかはさ、定期的にやらかしつつも育つことは育つじゃない? 世話をしなくても綺麗じゃないけど、育つんですよ。

難易度的には盆栽、コケ、芝生の次くらいにはいろいろかかりますし、世話がやけるのが水草です。とにかくカットから何から、管理が難しい。水草水槽のほうがメインになってる方も見かけますが、ここ五年十年くらい水槽の主役は水草なんですよね。おもしろい。

持続型の何かがやりたいのでなければ、とりあえず30cm水槽、小さな小型水槽、おすすめです。ただしよく言われることではありますが、水質管理が難しいので。中途半端に水を換えるひとならば、いっそ小さめでこまめに管理したほうが生体には負担が少ないと思います。

私はこまめなほうではなかったんですが、30cmって本格的にやるには小さすぎて、扱いがややこしいなという印象でした。もっと小さいと逆に「早く変えてあげよう」「水をつくっておこう」となるので、バクテリアを別で培養できる環境があるなら、もういっそ小さい世界で水替えしつつ飼ってあげるほうが、お魚さんのためにもよいかもしれません。

とはいえ、もちろん大きければ大きいほど、管理は楽になります。

冬に始めるのであれば45cm水槽以上でないと、ヒーターの問題がすぐに出てきます。ヒーターは昔から進化しないようで……煮えただの感電しただの、悲しい事件が多い。管理人も中華ヒーター、あまりにも壊れないために使用期限すぎても使ってしまいまして……幸い水温も上がらず止まっただけ、熱帯魚でもなかったし室温も暖かかったので、大事故にはつながりませんでした。普通は一年交換です。ようやく縦置きが可能なものが出てきたので、温度管理もできるサーモスタットつきに変えました(サーモスタット二千円、ヒーター二千円くらい。ヒーターだけ変えればよい)。ちなみに日本製でも壊れるときは壊れます。停止装置がついてるけど期限内に壊れたという話もあったり。

昔は規格サイズの60cm水槽しかなくて、女性には厳しいなと思っていました。たまにアクア動画などで「90cm水槽おすすめです!」みたいなのも見かけますが、たいてい若い男性の店員さんです。よほど体力のある腰の強い人でないと、90cmは一般家庭では無理じゃないかな……。ソイル(黒い土のカタマリみたいなの)も水も合わせると200kgになりますから、万が一を考えると怖いですよね。

管理人宅は現在、睡蓮鉢、30cm水槽、45cm水槽、60cm水槽管理中です。外部フィルターのでっかいやつ(ジェックスのパワーなんとか)を今週導入しまして。ああ、これ確かにいいですね。ただ直置きだとめちゃくちゃ邪魔だし、こだわる人ならパイプ管が気になるかも。メーカー比較動画もありますので、よく考えて。価格は水槽のほうが安いですね。

今年アクアリウムを本格的に始めた理由は、60cm水槽が導入できるのも年齢的にギリギリかもしれないな、と思ったからです。いま「腰がちょっとね……」って方も、45cm水槽は持ち上げだけ手伝いがあるとかなら、普通にいけると思います。

スリム水槽とか検討してたんですが、45cm水槽のADA (ブランド名。通販不可のお高いやつだが、とにかく綺麗。予算に余裕があるならオススメ)ふたつでもよかったかな、と思ってます。60cm水槽は本当に、うちだとちょっと迫力ありすぎるかも。ピッタリ入る場所があって、買い足したんですが。

ウーパールーパーはとっても飼いやすい生き物ですが、大きくなるのが早いこともあって、「最終サイズ20cmだとすると、45cmで管理できるかな?」と心配になったんですね。いま45cm水槽でちょうどよい。普通に水替えしていれば問題ないようですが、具合悪かったとしてもパッと見わからん。

水槽崩壊は検索していただければわかりますが、生態系が崩れるパターンとひび割れてバッシャーンのパターンがあります。うちは針子サイズのメダカでやらかしまして、過密水槽に移したせいだったろうなと。あと種族を忘れましたが、日陰管理してても温暖化の影響でゆだりました。昨年まで問題なかったのに深刻だな……と思うと同時に、室内管理に変えるきっかけになりました。ごめんね、お魚さん。

ヒートショックの関係でしょうか、植物が育たなくなってきてるんですね。(ヒートショックちゃうわ……なんやったけ……ホットフラッシュ……それは更年期……ヒートプロテイン……なんかそんな感じのやつ)

これでも吹田は最高平均気温下がってきてるんですが(クーラーなし時代が40度だった。そりゃ毎年熱中症なるわ)、子供のころは……そうね、まず土がこんな速度で乾かなかったし。ただこっちきて7年、土を少しずつ入れ替えてきましたから、やりようによってはまだ希望が持てるかな、って。

なにもしなくても何かが咲いてたのよね。これからも気候はどんどん変化していくでしょうから、手をこまねいてばかりもいられない。嘆くのはいつでもできるから、少し前向きになった日くらいは、何かしらはじめてみましょうか。

三日坊主、って十回やったら一ヶ月らしいですよ。


今日だけ、ね。お粗末様でした。かしこ。





×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -