管理人サイト総合まとめ

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2021/11/16 

〜はじめに〜



わたしは生き物にあまり興味を示さないほうで、子供の頃からとちらかといえば動物を怖がるタイプでした。

実はこれ、現代人にはわりと多いんじゃないかな? と思うんですね。近頃の若い女性は花も喜ばない、なんて言われ方をしたことありませんか。逆に男のくせにお花もないだろ、とか。

時代時代の価値観で、変容していくのが動植物です。

動物というのは本来ペットとして飼うものではありませんから、「怖がったり捕獲したい衝動にかられるほうが普通の反応」だと思います。吹田もウサギとイノシシとウシガエルはよく食べたそうですからね。

小学校のすぐ裏手が川、反対側が畑だったんですが、同級生が「あそこでうちのおばあちゃんがウサギを煮たらしい」と話して、ぎゃあぎゃあ言ったものです。旧釣りバカ日誌にも似たような話がありましたっけね。


生まれたときから聖人だったので虫も殺したことがありません! というひとは別として、人間生きている限りなにかしらの生き物を日々殺してしまいます。

「そんな罪なこと今すぐやめたほうがいい」と思うあまりにポンポン死んだり殺したりしてしまう時代が、どこの国でもありまして。ちょっと昨今の自死の類いはそんな感じが多くなってきてますね。「思想系自殺」というか「思想系殺人」。

それも明治とか昭和の時代にあった思想系とはまったく違う、一方的に幼稚な考えでやってしまう。平成の怨恨殺人や、無差別殺人事件とも少し違う。

これ、普通になにかしら「鬱っぽくなって一人じゃ怖い。誰か巻きこみたい」というのと違って、周囲の対処法がほとんどないんですね。あるのかもしれませんが、少なくとも後ろのやつは防ぎようがない。

防弾チョッキ的なカバーバンドを服に備えつけてもいい頃合いですけど……ニュースで雑誌を持ち歩けってやってて「ええ?」となりました。有効なんでしょうけどね。タブレットならまだわかりますが雑誌って。


魔道書を召喚……いや、なんでもないです(そこは聖書だろ)。


わたしはたぶん「光」じゃないかなあ、と漠然と思ってるんですが。子供のころから手元の明かりがないと眠れない質なので、あまり大きなことは言えませんけど。誰しも自分とて犯罪者予備軍か不安になるもんだ。

LEDに限ったことではなくて、太陽も含め光の質が変わってしまった。うつ病の研究しか表に出てきてないが、なにかしらの神経をフルに刺激しているのかもしれません。どうしたって、夜間の活動がメインだしね。それだけが原因ではないでしょうが、人工の光に接していると荒れやすいというのはあると思います。

私、RGBライトすきなので、ネガティブキャンペーンしたくないんですけどね……程度の問題とは思うし。

個人で言ってるひとは見かけるけど、大学の研究論文ってあるんでしょうか。

世界中で疑問視されているビーガンの活動やジェンダーの活動も悪いことばかりではないと思いますが、数値や研究結果はあっても、根底の哲学をつくる文化の土台がない。教育はあっても、養育がない。教え養うということには、本来ものすごい忍耐力と研究が必要です。

義務教育が何年あろうと、国や地域全体で考えていくこと。

土台がないところに「統計的にはこれこれこうですから」とやっても、人間を形づくっている事柄に方程式はないため、頭がおかしくなる人間が量産されること必至です。

このやり方でおかしくなってきているのは、日本だけではありません。ペットとどう関係あるんでい……と思われるかもしれませんが、どうぶつとの距離感や社会の捉え方には、どこか共通するものがあると思うんですね。

あまりにも過保護になったり、おびえて触れることさえなくなってしまったり、存在を忘れて放置してしまったり。


人間のコミュニケーションに深く影響を与えてくれる動植物は、「いきものや隣人を大切に、清廉潔白な世の中をつくりましょう!」という道徳とは、まったく別の分野だとわたしは認識しています。



案外エゴイズムありきの、「ものすごく悪いこと」なのかもしれませんね。

食べるためなら致し方なし、手にしたとたん封じ込め、彼らの自由を奪っているのかもしれない。

一部屋に監禁して喜びをわかち合っている気がしている、限られた世界のなかの「よいこと」なのかもしれない。



というわけで、食料危機がきた場合の非常食として、うさぎの話から始めましよう!(なかなか本題に入らない件)



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〜どうぶつを飼うということ〜


花も動物も変化のあるものなので、どの世代を見てもだいたい「年を重ねてから良さがわかるようになってきたけど、若い頃はそうでもなかった」ってひとを見かけます。

だいたい本格的にハマっちゃうと結構なかかりますから。「子供のころなら飼いたかったけど……」「今は居住スペースや世話も考えないといけないし……」。

最初から「飼いたい! よし、飼おう!」というひとのほうが珍しいかもしれませんね。わたしは自分の性格のひとつに、「石橋叩いて叩きわる性質」があることを幼いころから知っていたので、ボーッとしてるときに飼っちゃいます。

もちろんそこまででも勉強はしますが、やりながらでないとわからないことも多いですからね。逆に勢いではじめて無責任に放り出しちゃうひとなら、「そういう性質とつき合おう」と決めるだけで、責任感も後からついてくると思います。

性質は年を重ねてもあんまり変わりません。これ、遺伝子による体質もそうらしいんですね。むしろ人生も後半越えると固定化していくそうな。やれやれですな┐(´∀`)┌



生き物は、自分をかざったり体をつくるものと違って、ステータスにはならないものです。

無機物と違ってそれぞれに意思があり、固有の性質があり、性格も好みも違っています。

思いもよらないトラブルもあり、そのすべての責任が自分にかかってきます。



そして必ず、時が経つと枯れて朽ちて、お別れがきてしまいます。

それがしんどいというひともいるし、しんどさをわかち合ったので気持ちがやわらぐというひともいる。



命のあるものだから気軽にしてはいけない、という気持ちが強いあまりに、踏み出せないひとの参考になれば幸いです。


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〜うさぎ〜


うさぎは種類にもよるのですが、長年飼っているとアレルギーが出ることがあります。気管支が弱い方は気をつけてください。あとたまーに「昔は屋外で飼ってたから」という理由で屋外飼育を検討される人も見かけますが、近年のうさぎは度重なる品種改良により、思ってる以上にひ弱になっております。

居住スペースに余裕がない方、同じ部屋で煙草吸うんだけど……なんて方には「寿命がだいぶ縮みますよ」と言っておかなければなりません。

部屋めっちゃ狭いけど飼えるの? という意味では、うさぎは一部屋六畳あれば飼えるっちゃ飼えます。むしろ四畳半なら心配ないですが、十畳以上の場合の室温管理には気をつけてください。もともと穴育ちなので、高さを好むネコちゃん、広さを好むワンちゃんに比べれば断トツで飼いやすい。

ただし、つめ切りをするときや抱っこの訓練(抱っこを好むウサギは実は稀です。移動動物園などのうさぎは訓練されて人馴れしていることがほとんど)などには、自分のテリトリーではない場所に連れていかないと暴れます。風呂場でやる人もいます。すべるし水は基本的に嫌うのであまりオススメではありません。

うさぎの爪は強烈です。私も6代目の爪痕が20年残りました。女の子は機嫌を損ねると急に豹変します。多頭飼いは巷で心配されているようなほどにはトラブルも少ないのでわりとオススメですが、もちろん最初から二匹飼いたい! とか無茶なことは考えないほうが無難です。

わたしは5代目くらいから多頭飼育でしたが、一匹も二匹も手間はだいたい同じです。ただ自分の生活が変わると、頻繁に様子を見ることは難しくなります。どうしても飼いたい場合でも、初代から三年くらいは見たほうがいいよ。ずらして飼うほうがペットロスも防げます。

うさぎはさみしいと死んじゃうの……なんてことはめったにありません。独立心旺盛、個人主義、親うさぎは二分お乳飲ませた後は知らん顔、という性質にも現れてます。一人暮らしで検討するのにはいいかもしれませんね。

動画などで放し飼いが流行っていますが、わたしはあまりオススメしません。うさぎはコードかじり、紙類かじり、壁紙やぶりの天才です。事故が起きた場合に責任がとれませんから、長時間ケージから出してあげる場合には目を離さないようにしてください。狭いところでかわいそう、と思うのかもしれないですが、彼らはとにかく狭いところが好きです。

放し飼いは動画映えしますし、リラックス空間をつくってあげられるのであれば問題ないです。ただとにかく最初からなんでも試そうとしないこと。

野菜はそんなに食べません。あげすぎると逆にお腹壊したりするし。9代目? だったと思うけど、ニンジンは食べないな。ほうれん草とか、レタスが好物です。あげていいもの、ダメなものはしっかり調べてくださいね。←ほうれん草もシュウ酸が悪い説で近年ではNGらしいです。心配なら最初から食べさせないこと。あとネット検索も昨今はいい加減です。記事にするためだけの適当なページもありますから、いちいち真に受けないこと。

注意として、小さなお子さんのいるうちは、「絶対に」おやめになったほうがいいです。「うちの子供はおとなしいから……」といって、お友達が来たときに断りきれず、長時間触られて翌日にストレスで死んでしまったという話をたまに聞きます。

子供というのは、悪気がないぶん何をやらかすかわかりません。うちはお母さんが動物が好きな人だったので、「小学生低学年まではインコ、鳥類、虫は飼ってもよろしい」でも、「ひとのおうちにお邪魔したら、ペットは家族。オモチャを借りるように遊んではいけないよ」とよく言われました。

……うちの母親って、結構いい加減なほうだと思うんですけど、要所要所キチッと言われるので、緊張感あったんだよな。よそさまのペットには絶対触らないようにしてました。まあだから動物好きじゃないというか、怖がるようになったのかもしれませんけどね。

もし仮に、「ああ、昔そうやって死なせちゃったんだよな」って感じで大人になってからも飼えない……なんて人がいるなら、「そういう場合でも、気持ちが大事だよ」と言いたい。

いま世の中は空前の監視社会。あれもこれも何もかも、「あいつに傷つけられた、壊した、台無しにされた」なんて言葉が飛び交っておりますが。「それ、ひとりだけのせいじゃないよ?」と思うことも多い。

生き物を飼うことで責任が自分主体になりますし、愛着ではなく愛情が芽生えることもあります。


考えるきっかけになるなら、やらないよりはやったほうがいいかもよ。


結果がすべての世の中は、これから終わりに近づいていきます。稚拙でも一生懸命やること、そういった情緒も余白も無くなってしまっては、日常という絵も描けません。

これから時代は、順位のつけられない、数字でははかることのできない価値観を身につけるようになっていく。

100点満点、って誰が決めたんだろう? と不思議に思ったことがあります。なぜ1000でもなく100000でもない、100が満点なのか。

一億年前の基準からすると、もう100点なんてずっと遠くの話でゆうに飛び越えているんじゃないのかしら。

とりとめないですね。元気があれば、また明日。来週。来年。気が向いたら、思い出してやってください。



〜本日のメモφ(..)〜

初期費用ケージ(ゲージ、小屋のことです)……5000円から10000前後。コロナのペットブームでで高騰中。管理人宅はうさぎ飼い25年で4個目(?)。予算とインテリアにもよるが世話ができるなら最初から大きいに越したことはない。移動しないなら12000円くらいのケージおすすめ。掃除のしやすさで値段の高い安いが決まる。

うさえさ→ペレットと牧草。400円から1500円、サプリメント数千円など幅広い。安くてもうまうまと食べる。ご長寿を目指すなら800円前後で容量の少ないものに変えていく手もある。店員さんのいうがまま買ってもよいが自分で考え探すのが手間じゃないならネット販売もあり。1ヶ月千円前後。

おやつ→本来いらないが毛球症予防はしといたほうがいい。猫と違って毛が吐けない。昔は飼育書に「パパイヤをすりつぶす」しか書いてなくて「パパイヤって真珠夫人でしか聞き覚えねぇわ……」と絶望した。パイナポーでもよい。300円くらい。

えさばこ→備えつけだとカタンカタンやるようになる。うさぎの顎を甘く見てはならない。追いつめられたチンチラの次くらいには狂暴。できれば陶器製のものがよい。それでもひっくり返す。

水飲み→なんでもいいがカビには気をつけること。うさぎはお腹が弱ると死ぬまでが早い。年をとると慢性的に下痢をすることも珍しくなくなるが(年の取り方や性質は猫と若干似ている)、子供だと即死につながる。仕事や事情で病院へ行けない場合もあるので、冬場は小さな毛布など購入しておき、あたためてあげて。ヒーターは高いが一度買うと機器の寿命も長い(水槽は一年しか持たないことを考えると、持っておいて損はない)。


トイレ→うさぎは賢いのでトイレも覚えますが、夜行性なのでトイレを置くと高確率でカタンカタンすので、掃除分離式の二段になっているケージを買って、犬用ペットシーツを下に敷くのがオススメです。百枚千円とか安いのね。うさぎのフンはコロコロの白粉花の種みたいなやつです。理想は毎日掃除ですが、わたしは早くて一週間、忙しいと十日に一度くらい、ケージは丸洗いしてます。臭い消しと尿石取り、尿石防止スプレーが便利ですよ。

動画系の方はこまめにやるのが主流ですから、やはりストレスもなく幸せそうですね。できるならこまめに面倒みてあげてください。


そもそも一歳未満の子うさぎはあまり飼わないほうがよいです。近年はペットショップもそのあたりトラブルを防ぐため、あまりにも小さないきものは見かけづらくなりましたね。


その他、ドライシャンプー、ウェットティッシュ、食用ないときのジェル状の餌、避難用かご、爪切り(切りやすければ人間用でもよいですが、慣れるまでは血を見ます。熟練者でも爪切りはやりづらいらしい)、ぬいぐるみ(どうせ噛みきるだろうと入れてなかったんですが、最近入れたら大事に舐めて二年くらい洗いがえてもきれいなままです)、100均のマカロンクッション、牧草オモチャ(食べるので適当な自作でも百均の木箱でもよい)、新聞や段ボール(結構食べますが下手な備えつけの箱オモチャより喜ぶ)。このあたりはゆっくり揃えるでもいいし、ないならないでなんとかなります。





近年は本当に、亡くなったときのショックに堪えられない人が増えていると聞きまして。

私も自分も飲んだことないのに、ペットには水素水の謎タブレットとか買っちゃうもんな……歴代の子はほっといても構ってちゃんでしたけど、現行の子は本当に気むずかしいのに意外と寂しがりやで。

なんだか自分みたいでほっとけない………サプリメントも効果あるのかないのかわからないけど、とりあえず元気してます。五年以上で寿命、十年はまれ、個体によっては環境変化だけで育たない子もいる。

そんな一見、弱々しい取り柄といったら耳が長いだけの臆病な生き物、うさぎ。出産記録はギネスにのってて、一回の出産で24匹だとか(一匹死産で25匹)。

慣れるまではかわいさがよくわからない、なついているのかわからない、寿命もみじかい。そんなどうぶつですが、ローテンションで傷つきやすい、やさしい人などにはおすすめしときます。相性バツグン。いざというときの非常食にもなる(本当は食べるところはほとんどないらしい)。こまめにお世話ができなくても優しく切なく見守ってくれる。

しかしある日突然、ほとんど前触れもなく体調を崩します。そしてほとんどの場合、誰も見てないところで死のうとするんだよね。

おすすめです。

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