site data |
2017/11/24 |
須田「アキちゃんとこ行こうよ」 山田「あっ。ごめーん。今日ね、夕方ちょっと用事あってさ」 須田「そっか……じゃあ仕方ないね。残念」ショボン… 山田「実は今さっき食べてきたんだ☆」テヘッ 須田「ん?」 山田「うん。お腹すいててさ」 須田「ーー」 山田「そんな顔しないでよ。須田さんも行ってきたら?」 須田「僕ひとりで?」 山田「ひとりで」ニコッ 須田「……」 山田「……」 須田「ーーじゃ。いいや」 山田「またそれかよ、めんどくせぇな。もう一回行くよ!水飲んでるからね!今月苦しいんだから!」 山田「昼休憩入っちゃってたね。ここ高いんだよなあ」ハァ… 須田「四ツ辻の向こうにさ、空き地があったでしょう」 山田「どこのこと?」 須田「コンビニの裏手の」 山田「あー、ヤブ医者の隣かあ」ハハハ 須田「しっ……お客さん、他にもいるんだから」 山田「あそこがどうかした?」 須田「例のヤブが、買い取るらしいよ」 山田「ふうん。あ、そうそう知ってる? ヤブってさ。破れかぶれのヤブかと思ったら、違うらしいんだよね」 須田「違う?」 山田「うん。その昔ヤブさんっていう名医がいてよ、あまりに優秀だったんで、儲かるわけよ」フフッ 須田「うん」 山田「そのうちね、周りの医者が『俺はヤブの弟子だぞ!』『ヤブのところから来ましたよ!』って言うんだけど」 須田「わかった。評判が加速して、ますます儲かるんだ」 山田「違うよバカ。周りの医者はみんな馬鹿なんだよ。弟子っていうのも騙り。そのうち当人以外は出来の悪い医者ってことがバレて、まとめてヤブって言われるようになったらしいんだ」 須田「……バカ?」 山田「そう馬鹿」ハハッ 須田「俺帰るわ」 山田「えっ。どうして? ……あっ、ちがうよー! 別に須田さんのこと言ってんじゃないって!」アハハ… 須田「はっきり言ったよね」 山田「ははは。耳遠くなってきたんじゃないの? そのうち外国語と日本語の区別もつかなくなったりして!」 須田「やっぱり帰る」 山田「おい。ここは割り勘だよ? えっ、なんで一人8000円もするの?!あんた食べ過ぎだよ!ちょっと須田さんったら!」 完 あのドラマは山田さん→須田さん→アキちゃんでおいかけっこしてる構図がいちばん楽しいです。特に地の文打つ気力はないけど、たまにやるかも。いいコンビですよね。 ドラマ確認してないけど、キャラクター合ってるかな。たしかこんなだったと思うんだけど。 |