ホントなら今頃カカシ先生とラブラブな誕生日会をしてる筈だったんだけどさぁ… 5日ぐらい前から先生、急な任務に出ちまってて里に居ねーんだってばよ。 オレの誕生日までは帰ってくるって云ってたけど、まだ先生は帰ってきてない。 まぁ、まだ夜7時だし、今日は後5時間あっから…それまでに先生帰ってくっといいな。 そんなコトをつらつら考えながら、オレは大好きな一楽へと足を向ける。 イルカ先生から誕生日祝いで貰った一楽のサービス券があっから、早速使っちゃうってばよ。 どうせカカシ先生を待ってたって、夕飯までに帰って来なさそうだし‥ こんなんなら、イルカ先生と一楽来んの断んなきゃ良かった‥ そんなこんなでやってきた一楽で、大盛り豚骨味噌チャーシューを注文した。 今日オレの誕生日なんだ、って云ったら、テウチのおっちゃんが煮卵をサービスしてくれたってばよ。 「あんがと、おっちゃん」 笑顔でお礼を云ったら、「今日は俺の奢りだ」って云われてさ。サービス券が返ってきた。 …誕生日ってなんか得するってばよ。 おっちゃん達と話しながら楽しく美味しくラーメンを食って、一楽を出た。 腹ごなしに遠回りして家まで帰ることにする。 カカシ先生は帰ってきたのかなぁ 早く帰ってこねーかなぁ… 不意に気にかかって、先生ンちまで足を延ばしてみることにするってば。 屋根の上を疾走して先生んちまで来たけれど、部屋は真っ暗で、先生の気配もしなかった。少しの期待が挫かれて、ガックリと肩を落としてしまう。 |