▽ボスドピ
彼の背丈も鼻の高さも、瞳の色も指の細さも知らないが。他には誰も知り得ぬ声色を知っている。あまやかに名を呼んでは、自分を生かしてくれる人。受話器からの声は、ドッピオにだけ優しく聞こえる。その声はドッピオにだけ、確かに聞こえる。

▽新生パッショーネ
ジョルノがまだ仮眠室で寝てる間に執務室まで仕事しに来たフーゴが、デスクの上にジョルノのピアスがあるのを見つけて。まだジョルノ起きてこないよな?って勝手につけちゃって一人で、くふふって喜んでる。

反対に、シャワールームに行ったフーゴがテーブルの上にピアスを置いていって。待ってるジョルノが勝手につけてみたりとかして。ぷらぷら揺らして遊んでるうちにフーゴ帰ってきて「あー、なんか可愛いことしてますね」「! こ、これは!」ってなる。ジョルノの場合は鉢合わせちゃう。

ピアス一つできゃっきゃしてるジョルフーに、ミスタが「女子かよ」って鼻で笑う。「うらやましいんですか?あんたも開けます?」「拡張してやりましょう」「がばがばにしてやります」「弾とかハメとけばいいんじゃないです?」「善は急げ」「四つ開けてやりましょう」「いいね、それ」「かなり大爆笑」


▽フーゴとジョルノ
「あ、ジョジョー。ほら見て、てんとう虫がいますよー」って執務室の窓に寄って指差すフーゴ。てんとう虫が飛んじゃわないように小さい声で報告する。「ほんとだー」ってそばまで寄って、しばらく眺めてたらぶーんって飛んでっちゃう。けど、何を真面目に二人して観察してたんだかって笑う。

▽新生パッショーネ
ミスタ「お前ジョルノの靴まで舐められそうね」
フーゴ「そんなの、」
ジョルノ「あれ?どうしましたこんなところで珍しい」
フーゴ「!」
ミスタ「!?」
フーゴ「ジョルノのつま先見てからの滑り込み余裕でした(つま先にチュー)」
ジョルノ「おやおや」
ミスタ「おやおやじゃ!ない!」


▽フーゴとジョルノ
「ひまわりっていつも太陽の方を向くらしいですよ」「へえ」「花も器用なもんですね」「君みたい」「はい?」「いつもぼくの方をじっとみて」「え、あの」「あ……いや、えっと……、なんかすみません」「いえ……そんな、ぼくは別に」


← 




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -