お友達2

 テレビで見ていた艶やかな唇は想像以上に柔らかかった。ちゅ、ちゅ、と啄むようなキスの後、くちゅりといやらしい音を立てて舌が入ってくる。どうしたらいいか分からない私の舌をベロリと舐めて強制的に絡ませる。

「ん、ん……」

 この人、キスうま……。口内を貪り尽くされた私は膝から力が抜けて立てなくなってしまう。抱き締められていなかったらその場に崩れ落ちていた。

「奈子ちゃん、かわい……」
「んむ、ん……」

 抱き上げられて、壁に押しつけられる。ゴリっと、硬くなったものがお尻に当たった。

「あっ、ん……、お友達は、こんなことしないです……」
「まだお友達設定続けるつもりだったの?ごめんね、ならお友達無理かも……」

 舌出して、と言われて素直に舌を出す。満足そうに笑った三木村さんはその舌をベロリと舐めた。そのまま口内に招き入れられ、肉厚な舌でくちゅくちゅと愛撫される。

「はぁ、奈子ちゃん、めちゃくちゃ可愛い。ほら、俺の勃ってるの分かる?」
「ん、熱いです……」
「奈子ちゃんの中に早く入りたいって、めちゃくちゃ勃ってる」

 三木村さんが擦り付けるように腰を動かす。お尻から、前に。ストッキング越しに気持ちいいところを擦られて、ゾクゾクと背中に快感が走る。目の前の三木村さんにしがみついた。

「奈子ちゃん、お口開けて……」

 興奮で目が潤む。三木村さんを見上げたまま口を開けると、舌の先から唾液が落とされた。

「飲んで」
「ん、ん……」
「かわい……たまんない」

 ごく、ごく。ゾクリと身体の中心が熱くなる。

「ベッド行こっか」

 キスだけでこんなに気持ちいいなんて、やばい。


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