真意は知らず

……どこまで脱走してんだろ…


こんにちわー!←
なんかマルクトに飛ばされた俺はエンゲーブで久々に会ったイオンに半ば強制でチーグルの森に連れて行かれましたよー。ライガクイーンとかさぁ、あれアリエッタのお母さんじゃん。久しぶり!って感じでチーグルの森から退去して貰った帰り道。マルクト軍のジェイドとか言う奴に途中で会って(ライガクイーンのとこで)何故か一緒にいるんだよ。イオンと一緒にいたんだって。


「…なぁイオン」
「なんですかルーク♪」
「ジェイドって陰険眼鏡か?」
「………いきなりどうしたんですか?」

義兄上が「前にマルクト行った時にマルクト軍の陰険ロン毛眼鏡に保護されて逃げるの大変だった」って。陰険眼鏡には気をつけろって言われたんだけど、あれってジェイドって名前だった気がするんだけどな〜


「聞いてみたらどうですか?」
「う〜ん…そうだよな!おーい、ジェイド〜!」

後ろで楽しそうにイオンが笑っていた、なんて知らなかったけどな!まぁ気にしないってことで。ティアと話し込んでいたジェイドのところまで走る。後ろからイオンが小走りでついてきた。


「ジェイドって義兄上と知り合い?」
「ちょっと、ルーク!」

ティアになんか止められたけど気にしない。イオンから聞いたけど、和平結ぼうとしてるなら、捕まりはしないだろうしな〜(喋っていいのかイオン)ジェイドが怪しげな表情で見てきたけど。なんとなく確信を得たような表情だった気がしなくもなかったり。


「……失礼ですが、貴方の兄の名は?」
「ん?リーヴスだけど。リーヴス・レア・キムラスカ・ランバルティア」

ティアがかなり呆れたような顔をしていたし、イオンは楽しそうに笑ってたし、ジェイドはかなり呆れたような表情をしてた。…あれ?なんで呆れてんだ?


(……ルークを頼む、とはこういう意味だったんですか…。全く、彼も何を考えているんですかねぇ)
なんてジェイドがこのあいだ手紙を送ってきた人間を思い出して僅かに引きつった表情をしてたなんて誰も知らない。


「…まぁ、知り合いですかねぇ…。彼といい貴方といい…どうしてこうもマルクトに来たがるんですか?」

ジェイドの言葉にティアが目を見開いていた。ジェイドなんか疲れてるみたいだなぁ(お前らのせいだ)…って、やっぱり陰険眼鏡ってジェイドだったのか!←


「俺は義兄上とは違うからな!自力で来たわけじゃねーもん」
「まぁその話はあとにしましょうか♪」
「そうですよジェイド。というかルークが来た理由なんどうでもいいじゃないですか」


なんかイオン、心なしか黒いぞ(ちょっと)ていうかお前ら俺のこと呼び捨てか(敬称はない方が楽だから気にしないけど)
にしても、義兄上ってば超振動でグランコクマまで行ってたんだ…。緊迫状態にあったのにスゲーな(変装を見抜いたらしいジェイドも凄いか)

それにしてもー…和平結ぶってことはバチカルに行くんだよな?んでもってジェイドは義兄上の友達← でイオンは俺の友達だから、このままだと楽に帰れそうだなー


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