誰しも今いる場所から逃げたいと思っちゃう事はあると思う。人間関係が上手くいかなかったりとか、家族と喧嘩してしまったりとか。そういった理由で。
「はあ………」
ちなみに私にとってはそれがーー
現在進行形だったりする。
みょうじなまえ、21歳。
この歳にして初家出中です。
【家出女とヤンキー君!】
家出を決意したのはついさっき。
そのきっかけは仕事終わりにかかってきた父親からの一本の電話だった。
今の季節は4月末。春真っ只中。
私の現職業、コンビニの店員にとってはーー
悪夢と呼べる時期だ。何故かって?
そりゃあ、花見客が!!わんさか来るから!!しかもお客様が買うものはお酒とおつまみ、お菓子というかさばるものばかり。
飛ぶように売れるお酒……。そして、その売れた分のお酒の補充……。ウォークと呼ばれる売り場の棚の裏側とレジを今日何度往復した事か……。
今日は土曜日で、桜は丁度満開。
今年の春の中で1番大盛況()な日だった。
本来出勤日じゃなかったのを、店長に泣かれて渋々出たので6連勤目。わあい。
でも、そんな事は予想出来ていた私はちゃんと自分の為のご褒美を用意していた。といつか、お母さんが用意してくれた。私の住んでいる町で1番有名なプリンを昨日届けてくれたのだ。
ここまで入念な前フリをしたらお分かりの方もいるだろう……。そう、父親からの電話は
《ごめんプリン食べちゃった》という今の私には絶望宣告に等しいものだった。けど、流石にこれだけで家出を決意した訳じゃない。
他にも諸々の理由はあるけど、めっちゃ長くなるので今は説明を省く。
「あ゛私のプリン……」
堪忍袋の緒が切れた私は今迄の恨みつらみを一通り叫んだ後、電話を切ってーー
今に至る。駅のホームで叫んじゃったので、さっきから電車の中の人の視線が痛いけど、
気にしない方向でこれからを生きていこうと思う。
あー、もう何もかもどうでもいい。
どうにでもなってしまえ
でも何処に行こう。貯金はそこそこあるけど、月曜日出勤だから旅行に行くとしても
日帰りになっちゃうし……。
「いやいやいやいつもそうやって諦めちゃうからダメなんだよ私……って、おっ」
とりあえずGoo◯le先生にご教授願おうかな、と検索アプリを開いてみたら、星座占いのページが1番上に表示された。占いとかあんまり信じないけど、これからの指針くらいにはなるかもしれない。よし、星座占い君。君に決めた!占いの内容に従って動こう!
「えっ、一位じゃん……」
とか疑い半分で思っていたら、なんと今日の私の星座は一位だった。神はまだ私を見放していなかった……?少しワクワクしながら、下にスクロールしていく。
【今日はあなたにとって、人生で1番の分岐点!今日の新しい出会いはまさに運命と言っても過言ではありません!ラッキースポットは学生時代あなたがよく行っていた場所です!】
「ど、どこからつっこめばいいんだこれ……!!!」
今時月9のドラマでも登場しない様な占い内容に思わず頭を抱える。これを素直に信じる程頭お花畑じゃないけど、占い内容でどう動くか決めるってさっき決意したばっかだしな。ほんの少し、ほんの少しだけど、運命の出会いって言葉に惹かれない訳じゃない。
ラッキースポットは学生時代よく行った場所。じゃあ、とりあえずいつも通りの駅で降りなきゃだ。
《ーー次は、稲妻町。稲妻町。》
「って、ああっ。降りないと!」
顔を上げた時にはもう電車は最寄りの駅に着いていて、私は急いで膝の上に置いていたリュックを背負った。
「学生時代よく行った場所か」
占いに書いてあったラッキースポットを呟きつつ、改札を出る。学生時代……考えてみれば、高校は今の職場の近く、隣町の高校だった。今から戻るのも面倒くさいし、ならやっぱり通ってた中学校があるここ稲妻町でいっか。中学生時代によく行った場所。
「いたぞ!」
「ほぼ帰宅部だったしな。なら、通学路?」
「ちょっ、そこの人!!危ない!!」
「へ?」
背後からそんな切羽詰まった声が聞こえた瞬間、肩に固いものが勢いよくぶつかった。
「がっ!?」
ほけーっと歩いていた私は受け身を取れる筈もなく、後ろに尻餅をついた。頭ぶつけなくて良かったけど、めっちゃ痛い。
「君、大丈夫かい?」
「お尻以外は……」
多分私にぶつかってきた人を追いかけていた警察官の人が私に気付いて、踵を返して手を差し伸べてくれた。あ、今危ないって言ってくれたのはこの人か。何が起こったのか分からない私はとりあえずその手を受け取って、立ち上がる。お尻めっちゃ痛いんだけどこれ青痣とか出来てるのでは。
「あー……また逃しちゃったか。」
「私にぶつかってきた人、ですか?」
「ああ。最近色んなところに出没しててね。
別に怪我をさせられた人がいるって訳じゃないんだけど」
あれ?お巡りさん今ナチュラルに私のお尻除外しました?
「何せ、フード被っていつも鬼気迫る感じで走ってるからさ。不審者だって通報が相次いでるんだよ。」
「えぇ……」
そんな害はないけど不審者らしい不審者いる……?これまで会わなかったのは運が良かったんだな……。
「ただいつも途中で見失っちゃうんだよなー。角曲がるといなかったりとかで。」
「それは不審者というよりは幽霊っぽいですね……」
えっ、待って。
じゃあ私の運命の人はその幽霊(仮)さん?
確かに新しい出会いだけど、タックルから始まる出会いとか普通に運命って信じたくない。
「あはは、面白い仮説だね。
……うん」
「お兄さん幽霊とかダメなタイプですか?」
「あはは……まあ、君もこれから気をつけてね!」
なんかごめん、という気持ちになりながらも走り去っていくお兄さんに敬礼する。お兄さんにはああ言ったけど、私も幽霊の類は苦手だから今更になって自分にブーメランダメージがきている。
「占い一位とはなんだったのか……」
今のところ不審者にタックル食らって物理的にも精神的にもダメージ受けただけなんですがそれは。いやいやここで立ち止まっても仕方ない!ラッキースポットがあるって事は今の出会いはノーカン!ノーカンです!そう新たに決意を固めると、私はまた歩き出した。
目的地はーーラッキースポットである
河川敷だ。
「なーつかしい……」
高校、そして今の職場は隣町だったので、ここ河川敷に来たのはそれこそ中学卒業以来だった。河川敷を通って家に帰れなくもないけど、別の道の方が近道だった。
「全然変わってないや」
今河川敷にいるのは、散歩中のご老人や買い物帰りの奥様、階段を降った下のコートでサッカーをしている学校帰りの小学生達くらいだった。こんなところで運命の出会いなんて起きるのだろうか。のどかものどかでそんな雰囲気は微塵も感じられない。
「なんか疲れたな……」
はあ、とため息を吐いたら、お尻の痛みと共に体が脱力して疲れがどっと表に出てきた。近くに階段があったので、ひとまずそこに腰掛ける。
「子供は元気だなあ」
階段下のコートでは小学生の男の子達が時折声を上げながらサッカーに熱中していた。
サッカー。それはここ稲妻町において切っても切り離せないスポーツだ。
私の母校である雷門中学校は、中学サッカーの名門中も名門。私が入学した頃はサッカー部は弱小で部員不足だったけど、大きな大会に初参加してから快進撃を繰り広げ、なんと全国大会優勝まで漕ぎ着けた。さらに優勝後は学校を破壊した宇宙人を倒し、その数ヶ月後にはサッカー部のメンバー数人が日本代表に選ばれ、世界大会で優勝した。
とりあえず宇宙人にツッコミを入れたいのは分かるけど、長くなるので今は流して欲しい。
そんなこんなで稲妻町はサッカーがとても縁深い町だ。中学校の時、私は半分帰宅部でサッカーに全く興味がなかったのもあって、これくらいの事しか知らない。部活で仲良かった先輩がサッカー部のマネージャーだったので、たまーに話をしていた気がするけど、全然覚えてない。ごめん先輩。実を言うと、あの頃はそれどころじゃなかったから許して下さい。
「サッカーってそんなに楽しいのかなあ」
授業で何回かやったことがあるけど、パスをカットしようとしてボールを太ももで受け止めたり、正面からボールを受けて眼鏡が割れてしまったりと散々な目に遭った記憶しかない。
「今やったら、違うかな」
色んな人があんなにも熱中するもの。
出会いというのは、人との出会いだけとは限らない。例えば、そう。
「サッカーやったら、人生変わって私も幸せになれるのかなあ」
目の前の、サッカーとか。
まあ、そんな上手い話ある訳なーー。
「そんな訳ねえだろ」
「いよね。はい。」
あれ?おっかしいな
さっき迄平和な空気を感じていたのに、今は背後から物凄い圧を感じるし、オーラ的な何かが視界の隅に見える気がする。疲れたせいで幻覚を見ているのかなと現実逃避をしかけたけど、サッカーをしていた子供達数人がこっちを見て怯えた顔をしている事から幻覚ではないらしい。
思わないじゃん!こんなのどかな河川敷に大人の寂しい独り言を聞きつけて背後から文句言ってくる様なサッカー過激派の人がいるとか思わないじゃん!ああもう、本当散々過ぎる。占いなんてもう一生信じない(憤怒)。
なーにが運命の出会いじゃい。運命どころか今ここで命終わりそうな気配してるよ。あっそういう意味での運命?デッドエンド的な?
家出くらい許してくれたってええんやん…!!神様のあほんだら!!!
もういっそどうにでもなれ!
へっ、ここで命が終わろうが知った事じゃねえ!あっ嘘。父ちゃんに弁償させてプリンは食べたい。
「………」
「………」
「……おい、何か言え」
「不良のお手本みたいだね君!」
「はあ!?」
「改造学ランに鋭い目つきに、後……
針刺さってるけど大丈夫?痛くない?」
「……お前、頭大丈夫か?」
不良少年君がつけてる赤のリストバンドはよく見ると、なんかトゲトゲが
めっちゃ刺さっていた。
分かりやすいイメージでいうと、
百発百中のクッパのトゲトゲ甲羅みたいな。
さらっと結構な返しをされたけど、色々と吹っ切れてしまった私は自分のペースで話を続ける。
「ちょっと少年今日一日のお姉さんの出来事聞いてくれない?聞いて笑って欲しい。」
「は、はあ?いや、何言って、」
「お花見でひっきりなしに来るお客さんを4時間のまず食わずで捌いてて、退勤したら
父ちゃんから楽しみにしてたプリン食べちゃったってふざけた電話がかかってきてさ」
「え?あ、おう」
「今迄の色んな不満が爆発して勢いで人生初の家出をしたはいいものの、家出なんてした事ないから何処行けばいいのか分からなくて、なんとなく星座占い見てみたら、なんと!一位だったの!」
「………」
「でもやばいのはここから!
《今日は人生の分岐点とも言える運命の出会いがあります!》なんて少女漫画の出だしか?みたいな事が書いてあって、ええとか思ってたら最近街の色んなところで出没中のフード姿で全力疾走してるらしい不審者にタックルされて、尻餅ついて今も現在進行形でめっちゃ痛い!」
「なあ、これ俺なんて返せばいいんだ?」
「笑えばいいと思うよ!むしろ笑って欲しくて話してる!クソデカため息つきつつ、ラッキースポット、つまりここ河川敷来てみたら、サッカーやってる小学生達見てサッカー楽しいのかなとか思って、「はっもしやサッカーが運命の出会いなのでは…!?」って結論に至ろうとしたら不良少年のお手本みたいな君がきました!私の人生完!」
「いやそんなしょーもない事で人生終わらせるなよ!つか、俺をなんだと思ってんだ!」
あれ?最後まで話聞いてくれた辺り、見た目に反して実は優しい不良少年か?と思っていたけど、律儀にツッコミまで入れてくれたところを見ると本当にそうみたいだ。
「サッカー過激派の不良少年かなって思、いだだだだだっ!?」
「お前をサッカーボールにして蹴り出してやろうか」
今の発言が何か逆鱗に触れてしまったらしく、しゃがみ込んだと思ったら凄い力で頭を鷲掴みにされた。めっちゃ痛い。お尻の2倍くらい痛い。
「ああ^頭がぴょんぴょん(物理)されちゃう^」
あまりの痛さに逆にふざけた台詞が出てきてしまう。本当にデッドエンドな運命だったらしい。
「……なんだお前」
「え?だから今日一日散々な目に遭ってた一般人A」
「おい……お前みたいのを一般人定義したら、本当に普通のやつが可哀想だろうが!」
「さっきから思ってたけど君って見た目に反して結構いい子だよね!でも痛い!」
手を離されたと思ったら、今度は頭を叩かれた。パァンっていい音した。
「サッカー好きだから私の軽い発言に怒ったんだと思ったんだけど、違うの?」
頭を摩りつつ、真面目に理由を答える。
不良少年ーーヤンキー君は、私の答えに眉を寄せた後重いため息をついた。
「だったらなんだ」
「なんかごめんって思った」
「ならせめてもう少し謝ってる風を装えよ」
それはごもっとも。ならば、と私は頭を再度叩かれながらも隣に置いていたリュックからある袋を取って、ヤンキー君の前に差し出した。
「じゃあ、えっとクッキー食べる?」
「話に脈絡がなさ過ぎるだろ!日本語不自由かよ!」
「これから家出する予定だから、流石に財布は困るし……。」
「……俺が今たまたま腹減ってて良かったな」
「あら」
また頭を叩かれるか今度こそボールにされちゃうかと思ったら、ヤンキー君はぶっきらぼうにそう言い捨てて、私の手からクッキーの入った袋を奪った。
「クッキーって口パサパサになるし、なんか飲み物いる?お姉さん買ってくるよ」
「なんでそういう気遣いは出来るんだよ…。
コーラ」
「はーい」
私も喉が渇いていたし、丁度いいや。
リュックのチャックを閉めて、背中に背負うと、私はここから1番近い自動販売機に向かって走り出した。
「遅い」
「えっもう食べ終わったの」
私が飲み物を買って戻ると、ヤンキー君はクッキーを完食していた。本当にお腹減ってたんだな。
「ごめんね、ドーベルマンに追いかけられて遅くなっちゃった」
「……厄日にも程があるな」
「本当に同情してくれてるとなんか逆に辛い」
やっぱり占いなんて信じない(2回目)。
犬には比較的好かれる方だと思ってたのに、
何故か通りすがっただけのドーベルマンに吠えられて、追いかけ回された。飼い主さんはお爺さんだったので、本気の大型犬の力を抑えられるはずもなく。リードを離され自由になったドーベルマンは私に飛びかかってきた。
「ふぐっ、この、メーカー、変にキャップ硬いの、わす、れてた!」
「………」
そして今度はボトルの蓋が開かない。自動販売機についた頃は汗だくで意識も軽く朦朧としていたから、いつも買ってるメーカーじゃない方の水を買ってしまった。力を込めて蓋を回すけど握力9の私の力じゃ全然開かない。
「貸せよ」
「ごめん前言撤回する本当に少女漫画の出だしだったかもしれない」
「それは撤回しないでいい」
「センキューヤンキー君!」
「ヤン……はあ、もうどうにでもなれ……」
「さっきの私みたいな事言ってる」
「はあ?」
「人生どうにでもなれって本気で思ってたから。」
少し弱音をこぼした後、それを振り払うように水を乾いた口の中に流し込む。
「それこそ、初家出を決意するくらいにはね」
「死ぬ程どうでもいいな。
そのきっかけプリンだろ。」
「そうそう。どうでもいいよね。
だから話してる。」
「はあ?」
「暗い話なんて冷たくあしらわれるか、笑い飛ばしてくれるくらいが丁度いいからさ!」
「……やっぱりお前頭おかしいな」
「そうそうその調子!」
「家出のきっかけがプリン食われたとか、お前俺より年上だろ?もう少し冷静になれよ、馬鹿じゃねえの。小学生でももう少しマシな家出理由言うぞ」
「ガチのマジレスは胸にくるのでNGの方向でお願いします!!!!!!!!(大声)」
「うるせえ!!!声でけえんだよ!!!」
「まあ、でもヤンキー君の言う通りだね。」
確かに馬鹿みたいだ。いや、プリンの恨みは忘れないけど。きっかけがプリンで、それで全部投げ捨てちゃうなんて笑い話にもならない。勿論、家出の理由はそれだけじゃないけれどーーーうん。今は深く考えなくていいや。
「人と話すと元気出るって言うけど、こういう事なのかなあ」
「俺はむしろ無くなった」
「それはごめんあそばせ!コーラとクッキーで許して」
リュックを背負って立ち上がった私に、ヤンキー君も立ち上がる。この子には、きっと帰る場所があるんだろうな。見た目は完全に不良だけど、根は馬鹿な大人にここまで付き合ってくれるくらいいい子だもん。
「……家出は、もういいのかよ?」
「うん。ヤンキー君と話したお陰で元気出たから、もうちょっと頑張ってみようかなあって」
ああ、占いは少しは合っていたのかもな。
人生で1番の分岐点、運命の出会いは言い過ぎだけど。でも、彼のお陰で気持ちが変わって、一度立ち止まってこれからを見つめ直せたし、私としては実は結構真剣だった家出を断念した。
「軽い気持ちであんな事言って、ごめんね。」
「……サッカーの事か」
「なんというか、縋るような思いだったんだ。そんな簡単にいく訳ないって分かってたんだけど……、母校が凄い強いところでさ。周りに関係者もいたし、下の子供達もあんなに熱中してやってるから、もしかしたらって思っちゃったの。」
「!母校って、まさか」
「馬鹿にするような言い方だったよね。ヤンキー君が怒るのも仕方ない、うん。こんな事言う資格ないかもだけど……。サッカー頑張ってねヤンキー君!私はスーパーのセールがもうすぐ始まるからここらで失礼するよ!」
「あ、おい!」
ふはははは!!と悪役のような笑い方をしながら、走り出す。気分はすっかり落ち着いて、むしろここ最近で1番良い気分だった。あ、スーパーのセールは本当です。今日卵安いからオムライスにしようかな
「それにしても、ヤンキー君もサッカー好きなんだなあ」
見かけで人を判断してはいけないけど、意外だと思ってしまった。ヤンキー君はどんなサッカーするんだろう?というか、どこの学校なんだろう?改造学ランOKな学校なんてここら辺であったかなあ……。
「もしテレビでサッカーやってたら、これからは回さずに見てみよっと」
確かもう少しで中学サッカーの大会が始まる筈だ。弱小だった母校のサッカー部が優勝した大会。……あれ?もしかして、ヤンキー君って母校の子だったり?ここ最近で校風変わったって聞いたし、改造学ランOKになってる可能性も……。
「もしそうで、ヤンキー君がサッカー部のレギュラーだったら、テレビで活躍見られるかも?」
家に帰ったらいつからか調べてみよう。
楽しみ、一つできちゃったな。
さーて、明日からまた頑張ってみますか!