くっついていれば大丈夫



緑「落ちるなよ」

赤「じゃあ、落とすようにこぐなよ」

青「あらっ、アンタ達が自転車で登校なんて珍しいわね」

緑「ちっ、うるさい女が来た」

赤「あっブルー!おはよう」

青「おはよう、ふ〜ん、いつもだったらレッドがこぎそうなのにね」

赤「ん〜仕事で引きこもりなグリーンにもちゃんと運動させようと思って」

緑「おいっ」

赤「そういうブルーはいつも通り、ぷりり乱用してるなぁ」

青「何言ってるのよ、ぷりりと合意の上よ!それに歩くより早いし気持ち良いし」

緑「速いのか?」

青「結構ね、ほらっスピード落としているとはいえ、アンタ達のペースについていってるでしょ?」

赤「そういえばそうだな」

青「アンタ達も、リザちゃんとかプテちゃんとかに乗って登校すれば良いのに」

緑「できるだけ自分で何とかしたい」

赤「起こすのも可哀想だろ」

青「アンタ達って本当に良い子よね」

赤「どういたしまして♪」

緑「おいっ、落ちるぞ」

赤「大丈夫だって、グリーンにくっついてれば平気だから」ギュー

緑「まったく」

青「やだやだ、朝から見せつけてくれちゃって」カシャ

緑「……おい、今何撮った」

青「あまりにもレッドが可愛いから、大丈夫グリーンもちゃんと入ってるわよ」

緑「大丈夫な要素を感じられないな」

青「おほほ、二人セットだと高く売れるのよVv」

緑「そのカメラ取り上げるぞ」

青「なぁに?レッドの写真欲しいの?」

緑「お前はなぁ」ハァー

赤「仲が良いのも良いけど、もうすぐ着くぞ」

青「あっ、シルバー見っけ」

緑「レッド、寒くなかったか」

赤「大丈夫、グリーン暖かいから」

緑「そうか」

青「……バカップル」ボソッ







自転車登校で緑にくっつく赤が書きたかった
実は朝から少し麻痺が出て、緑が「後ろ乗れ」って言ってくれた
ただのイケメン
青も麻痺のことは知ってるけど心配させたくなかったから冗談をいった
でも、実は薄々気づいていたりする


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