別にLINEパロとかそういうつもりではないです。
>きょう何時かえる?
>今日は特にないから、塾で資料整理したらすぐ帰るよ。7時くらいかな?
>そうか。なら、帰りにスーパーによってとうばんじゃん買ってきてくれよ。
あしたはマーボードーフのきぶん
>麻婆豆腐か。あまり辛くしないでね。
豆板醤了解。他になにか必要なもの、ある?
>ゴリゴリくん
>必要なものって言ったでしょ
>ブーブー(>3<)p
>兄さん、どこでそんな可愛いこと覚えてきたの?
>志摩
>成程
>好きな魚でも買ってこいよ。明日の朝焼こう。あとなんかうまそうな果物でもあったら買ってきて
>わかった。
ゴリゴリくんは何味?
>お前は本当に良い弟だな(*´∀`*)ソーダ味頼む!
>兄さん、本当に現金だね
>ん?金がどうした?
>兄さん、本当に馬鹿だね
>なんだと!?
思わずふっと頬を緩めた。
そんな気はないのに、ついつい互いに顔を合わせると喧嘩腰の会話になってしまう。
それがこうして、メールになると楽しいと思うのだ。なんて不思議なことなのだろう。
僕は歩きながらぽちぽちと返信をする。
>現金ってつまり調子がいいねってこと。
こんな時ばかり良い弟扱いして、本当は僕のことなんか生意気な奴だとしか思ってないんじゃないの?
半分冗談混じりの、けれど本音。
兄さんに隠し事ばかりしてきた弟を厭わない筈がない。兄さんの為と正当化して、除け者にしたのだ。
兄と弟という関係は変わらない。変えられない。
それでも、やはり1年前の──引いては、神父さんに誘われ拳銃を握ったあの頃の関係には戻れないのだ。
懸念に表情が崩れそうになった瞬間、携帯が電子音を上げて手の中で震えた。
>お前はいつだって生意気だろ。今更だ。
生意気で、素直じゃなくて、口うるさくて、負けず嫌いのホクロメガネの努力家が俺の自慢の弟だ
何も考えない、本能で生きる兄のこういうところが、好きだ。大好きだ。
兄だが、可愛いとさえ思う。
僕が口で言えない不安をきっと理解しないまま見抜いているのだろう。もっと別のところにも発揮してもらいたいところだが、やはりそれはそれ、これはこれだ。
結局へにゃりと相好を崩して返信を打った。
>兄さんも早く僕が自慢できるようになってね
>おう!すぐに聖騎士になってやっから待ってろ!
そういう意味じゃなくて、勉強ができなさすぎて僕まで呼び出しを受けない程度でいいのに、と雪男は溜め息をついて携帯を閉じた。ぱちん。
薄暗い祓魔塾の廊下を歩きながら買い物リストをまとめる。
豆板醤、魚、ゴリゴリくんソーダ味と、梨味が売っていたら買っていってあげよう。きっと喜ぶ。
「夕飯、楽しみだなぁ」
常にない柔らかい微笑みを浮かべたまま、雪男は足取り軽く仕事部屋の鍵を回した。
結局今日の夕飯なんだっけ
130914
メールだと素直な奥村兄弟クソカワだと思います!いえー!
常々彼等に言ってる家族会議的なものをここでやってしまえよ。
燐はその調子で雪男の不安溶かしてお兄ちゃんは弟が大好きなんだって洗脳しろよ。
そうしたら雪男も素直に弟も兄ちゃん大好きだってな………らねーか。雪男から燐へのツンを取ったら…ただのブラコンや。
いつもこいつらのこういうのを覗いてうんざりしてくれるポジションだと思っている志摩さんが本誌であーんな展開で、もうどうしよかと。
まぁifでもいいしね。うん。
腰痛も治りかけーの、イベントもどうにかなりーの。頑張りますいえーい。