4話目ー






松陽が再び立ち上がるには秋から冬を越える程にかかった。銀時を背負い歩いた山道で傷付けた足裏と諸々の疲労が祟り治りが遅かったのだ。
無理をすれば直ぐに悪化するそれに彼は床から出ることは叶わなかった。しかしその間に何もしていなかったかと言えば否である。
彼は書卓の上で墨を擦り、長々と筆を走らせた。その一文字一文字があまりにも流麗でありながら中身は戦争への参加表明と援助を乞うものである。時には床に伏しながらも協力者やその候補者とも面会した。
優しげで穏やかな佇まいに薄く乗せられた笑み。松陽の人と成りをよく知らぬ者の中にはただの優男だと見くびる者もあった。しかし話せば深い知性を感じさせ、聞くごとに彼ならばと思わせる強い意志が垣間見える。
威圧さえ感じる様は臥した竜を思わせ、知らず乾いた喉がこくりと動く。

「是非協力させてください」

出資者として強く出ようと考えていた頭にはもう既にそんな思考は欠片と残らず、ただひたすらに彼に──松陽についていけば新しい世界が見れるだろうという一心で頭を下げた。
松陽は穏やかに頭を上げるように言う。

「ご協力、感謝致します」

共に世界を変えましょう。
その一言は願望ではなく、最早決定事項なのだ。



手習いのように綴るのはあの日、託された願いだ。多くの名が連なり、一文字一文字をしっかり刻み込む。
お登勢、新八、妙、神楽。そして近藤や土方や沖田という面々から始まりさっちゃんや服部、果てや未だに幼い将軍の御子の名前までが連なる。
まるで夢物語だが──あの日、この手をすり抜けた身体は現実だった。
如何に記憶力がいいとしても時を経てば失うもの、薄れるもの、違うものがある。彼が命を賭して伝えてくれたものを損なう訳にはいかないと、記憶が改竄される前になにかにでも書き記しておきたかった。
窓から望む裏山はぽつりぽつりと桜が見えた。じきにあの子を養分として満開となるだろう。あの子のような美しい白。そして、あの子を取り込んだままに散らせていく。
本当に、桜とはあの子のようだ。

「失礼します」

女中が外から声を掛けてきて、松陽は筆を置いた。

「お約束の方がお越しになりました」
「通してください」
「かしこまりました」

ついに、来てしまった。
恐れる気持ちが手を震わせる。松陽は自身の手を握って深呼吸を繰り返す。
大丈夫、笑えている。

「失礼します」

再びの女中の声に振り返る。開けられた襖の先、見知ったものより少し大きくなった少年が、ふたり。
この子らにも会ったのは一年以上振りである。変わっていて然るべきだが、変化の少なかったあの子と比べてしまうと──時の流れの無情さを思い知る。

「ご無沙汰しておりました、松陽先生。高杉晋助、馳せ参じました」
「同じく桂小太郎。再びお会い出来て言葉もありません」

きらきらと輝くこどもの瞳に胸が苦しくなる。
あの子も、本来ならばこのように。
本来ならば。

「…久し振りですね、晋助、小太郎」

ぎりりと爪が手のひらに突き刺さるのを感じながら微笑む。
世界が必要とするのは己のような古き者ではなく、彼らのような若き者であるべき筈だったのに。
彼が願った世界はそれでも松陽を必要としていた──銀時を排してまで。
松陽の言葉に、嬉々として晋助が語り出す。故郷の畑は黄金から白へと変わり、季節が巡ってあの賑やかだった塾の家屋は、ひっそりと手入れが施され続けているのだと。
どうしてすぐに呼んでくれなかったのか。晋助はそう唇を尖らせると小太郎が無茶を言うなと窘める。実のところ、松陽のことはこどもらが独自に情報を仕入れて連絡を取ってきたのだ。晋助は松陽から連絡をくれなかったことに拗ねており、小太郎は松陽の怪我が原因だろうと推測して己を納得させている。晋助がぶうたれて「うるせぇヅラ」と言えば「ヅラじゃない、桂だ!」といつものやりとり。
ああ、なんて懐かしい。松陽は笑った。知らぬ間に唇はそう形取っていた。足りない欠片を探して痛む胸を誤魔化す為に。
──そこに、茶々を入れる白いこどもはいない。

「そもそも、先生にお怪我を負わせるとは銀時の奴、たるんでおるな!」
「あっ、そうだ先生。銀時はどこにいるんですか?あいつ、俺たちに文のひとつも寄越さねぇで!」

動けない銀時を送り出したのはこのふたりだという。怒った振りをしながらも、ふたりがあの子を信頼し、心配していたのはよく分かる。説教をすると言いながら、早く会いたいだけだと顔に書くふたりは全く以て素直ではない。
勿論、銀時の死などおくびにも出さず笑みを浮かべる自身もまた、歪んでいる。

「銀時に会いたいですか?」
「勿論です、先生。あいつに説教をしてやらねばならぬのです」
「どうせ、昼寝をしにどこぞに遊びに行っているのでしょう?」

なんといってもあのサボり魔の銀時なのだから。拳を握るふたりに、そうですね、と頷いた。
知らなければ、幸せだろう。
友を死へと送り出したのが自分たちであると知らなければ。師と引き換えに友を殺したと知らなければ、彼らの中でいつまでもあの子は生き続けられる。
あの日からずっとずっと、悩んでいる。
この子らに語るは、優しい嘘か、厳しい現実か、と。

「本当に?」
「……先生?」

語るも騙るも決めきれぬままに春が来た。優しいあの子が好いた春が。時の流れは残酷で、どうしてこの子らは訪れたのだと詰りたい。
優しいあの子を思い出す春に、何故。
念を押す松陽に小太郎が怪訝そうに眉を寄せた。何故松陽が渋るのか。その原因を考えているのに違いない。

「本当に、ふたりは銀時に会いたいですか?」

重ねられた問い。思わずふたりのこどもの背がスッと伸びた。
松陽はなにを意図しているのだろう。彼らの脳内に銀時に纏わる不幸が思い描かれてはそんなことはないと否定した。ひきつる頬に冷たい滴がつうと伝った。
されどそこに銀時の「死」という事実はないだろう。
そうとは全く考えられないのはそれだけ銀時が強かったから。それだけ、銀時を信じているから──自分も、そうやって信じていたかった。
穏やかな笑みを浮かべたままに答えを待つ松陽に、小太郎も晋助も互いをちらりと見て、頷いた。

「俺は銀時に会いたい、です」
「先生、俺も同じ気持ちです」

頑なな表情の松陽に尋ねてもいらえはないだろう。彼がなにを考えてなにを隠しているのか。波瀾万丈な人生を送った松陽を、両の手と少しとしか生きていない自分が計り知れるものではなく。
渋る様子に、きっと知らない方が良いことであると察することは出来る。
けれど、銀時を送り出した自分達は──銀時の友たる自分達は、知らずになどいられない。
師の思いやりを無下にしてでも、知る権利と義務があるのだ。
真摯に松陽を見詰める弟子ふたりを前にして、師は諦めたように目を伏せた。

「……分かりました」

松陽は立ち上がる。流れるように裾を払い、凛と背筋を伸ばして弟子を見た。

「先生、お体はよろしいのですか」
「ええ、もうほぼ治っておりますから。今もただ、大事を取っていたに過ぎないのです」

心配無用、と言い置いて表情を消した松陽は部屋を出ていく。どこか遠い背中。
白い着流しの裾には青い流水紋。今までそのような服装を見たことはなかった。灰鼠色の羽織を肩に掛けて歩く背中はいつもと変わらぬ強さの筈なのに、そこに不穏を感じてこどもは躊躇する。
弟子は互いに顔を見合わせた。どちらも予想外の緊張を強いられ酷い顔だったか、頷き合うと師に続く。



連れられたのは旅館の裏手。
そこから暫く山へと進んだところだった。桜並木の綺麗な街道からは遠く、それでも見事な桜がそこらに見える。僅かに高いそこは街の遠くまでが見渡せた。
こどもらは黙々と歩く師に続く。
伏せていた姿を見てしまっているが故に不安はあったがそれでも申告通りに大事を取っていただけなのだろう、足取りに乱れはない。さらり、灰茶の髪が揺れて白い項を覗かせる。
彼は、自分たちになにを隠しているのだろう。なにを案じて、なにを怖がっているのか。
ままに長い付き合いなのだからそういったことくらいはこどもにだって分かる──否、こどもだからこそ分かるのかも知れない。彼らの心はまだ柔らかく、澄んでいる。そもそも、松陽が見込んだ優秀なこどもたちなのだから少しの機微だって見落とさない聡さを持っている。
さて隠しているのはなんだろう。
あのふてぶてしい白のこどもがまさかくたばる筈もなし。もしや怪我をしたのだろうか、果たして物取りをして捕まったか。まさか、まさか、くたばる筈も、ないだろうし。
何度も脳内で最悪の事態を否定して、やけに喉が渇いて痛い。

松陽が立ち止まったのは古い桜の木の前だった。幹が太く、枝は黒々と伸びて小さな花をちらほらと咲かせている。まだ満開には遠いが、それでもとても立派な木であった。
振り向いた松陽の、笑顔すらない真顔に渇いた喉が引き釣った。

「こ、ここに銀時がいるんですか、先生!」
「確かに銀時の昼寝にぴったりな木ですね、先生!」

身軽なこどもは草履でひょいひょいと木に登ることなど造作もなく、器用に足をひっかけて居眠りをこく姿も、機嫌がよければぶらりと足を揺らして吹く口笛も、猿のようにひょいひょい枝から枝へと移る姿も、よく覚えている。
失敗して落ちた日には松陽も晋助も小太郎も、こっぴどく叱ったものだ。幸い擦り傷だけで済んだこどもの頑丈さには呆れたものだが、破れた裾は松陽により繕われ不恰好なそれに白いこどもこそが呆れていた。
楽しかった思い出が頭を過ぎる。
膨らませられた不安が、けれどそうでないと盲目に信じる心が、現実から逃げていく。
優しい世界へ。
優しい思い出へ。

「晋助、小太郎」

それでも松陽は止まらない。その背を押したのはこども自身だ。
彼は弟子の名前を呼ぶと口先だけの笑みを作る。

「私はね、」

穏やかな声は、まるで懐かしき授業の一幕のように穏やかなのに。
ぞわぞわと背を這う悪寒に、盲信すらも揺らいでいく。

「君たちに会いたくなどなかった」

胸を切り裂くその言葉。ぐ、とこどもは唇を噛む。
どこか、拒絶の色は感じていた。
隠し事がその最たるものだけれど──この人がこどもらへと直接連絡をしなかったのだから、推して知るべきだったのだ。
怪我があったから連絡をしなかったなんて自分の都合の良い解釈だ。願望だ。本来筆まめな師を思えば、戦争の為の根回しよりも先に塾生に手紙が届くだろう。松陽の逃走により故郷に幕府の手が伸びようと、この人の頭とその術を与えられたこどもにかかればその目を掻い潜るなど造作もない筈なのに。
便りのない、焦燥の数ヵ月。
それは、なによりも雄弁に松陽の心を映していた。
──それでも。
それでも、だからと言って晋助と小太郎にはそれをただ飲み込むことなど出来ない理由がある。
友にして弟にして、隣を歩く同志を送り出したのは紛れもなくこのふたりなのだから。
師からの拒絶を受けても、今更引く訳にはいかない。胸が痛くて痛くてつらくても、友に、よくやったとその胸を叩いてやるまでは。
握り拳を作ってこどもはぐっと背を伸ばす。その決意のこもった瞳を受けて「引いてはくれぬのですね」と松陽は溜め息を吐く。

「君たちに会えばあの子が死んでしまうのに」

衝撃の一言である。は?とこどもは首を傾げた。

「もう分かっているでしょう?分からない振りはやめなさい、あなたたちが自分でこの優しい世界を拒絶したのです。このまま、なかったことにしてしまえばあの子はずっとずっと、生きていられるのに」

そう言った松陽がなによりもそれを望んでいるのだろうなと晋助と小太郎は分かった。あの子を殺してくれるな、と松陽は懇願する。
まるで頑是ないこどもが帰りたくないと駄々を捏ねるように。眠るのを恐れる幼子のように。

「…それでも、知りたいですか?」

松陽は震える声でそう言った。歪に象られた笑みは今にも泣きそうで。

「知りたい!」

最初に吠えたのは小太郎だった。こういう時に心の思うままに動くのがこの少年で、晋助も続けて「俺も知りたい」と声を上げた。

「あの日、銀時を送り出したのは俺たちだ!俺たちには、銀時になにがあったかを知る義務がある!先生がなんと言おうとも。なにを考えていようとも!」
「そうです、先生。それに…」

唸る晋助の脇を抜け、小太郎は師の前まで歩くと固く握られたその手を取った。

「俺たちが、先生をこうして苦しめているのでしょう?今知らずに済ませども、先生はいつまでも苦しみ続けるのでしょう?悩み続けるのでしょう?」
「ならばそれを断ち切るのが、俺たちの責任だ」

それがどんなに酷い結果だとしても。
小太郎の隣に並んだ晋助が同じく松陽の手を掴んだ。まだ柔いこどもの手。強く、あたたかく──あの子が失った、熱。
ふたりの目には確信があった。
もう、否定など出来ないと悟ってしまった。だって──こんなにも苦しんでいる人がいるから。
悲しんで、憎んで、それでも。

「先生、俺たちは大丈夫です」
「先生をひとりで苦しませたりなんかしませんから」

それでも慈しんでくれている。
守ってくれている。
ならば全てを受け止めるのが務めというものだろう。

「先生、」

そう言ったのは小太郎だった。

「…銀時は、死んでしまったのですね」

遂に、小さな嗚咽を漏らして松陽は膝をついた。長い前髪が俯く額に掛かってその顔を窺わせないが、それでもほたりほたりと降る滴を小太郎も晋助も見間違えたりはしない。
するり、こどもの腕が松陽の首に絡み付く。

「わた、わたし、は、」
「いいですよ、先生。ゆっくりで。大丈夫です。俺たちは大丈夫です。ここにいます」

晋助の声も震えていて、松陽の両肩がじわりと濡れていく。縋りついたこどもの背は、同時に松陽を支えに立っていた。

「ごめんなさい、先生。もっとずっと早くに来れば良かった」
「ごめんなさい、こんなにも長く先生を苦しめてしまって」

松陽の語る顛末。それは到底荒唐無稽にしか思えないものだったが、それが嘘偽りのものでないと晋助と小太郎もすんなり信じることができた。
息子の死、そして、秘めるべき未来。
師はこの半年でどれだけ苦しんだことだろう。

「私は、貴方たちに会うのが怖かった」

はい、と弟子は頷いた。

「死んでしまったあの子を、また、殺さなくてはならないから」

笑顔で帰るというあの子の幻想を、晋助や小太郎の心から殺さなくてはならないから。
それはどうしても耐え難いことだった。
銀時の死で抉られる自身の胸は勿論のこと、友を死地へと送り出したこどもの心を思い遣ればこそ。
そんな師の気持ちを理解して、小太郎はぎゅうと、いつもより小さく感じる師の肩を強く抱き締めるとそれを解放した。
それに、ぱちくりと松陽と晋助は顔を上げた。三人揃って不細工に泣き腫らした顔をしていて、小太郎は不器用にふたりに笑って見せた。
彼は松陽の後ろに立ち、友が眠る桜の木を見上げた。手を広げ、大きく息を吸う。

「おおい、銀時ィ!」

まるで山全体に響くような大きな声だ。

「先生をお救いしたのは褒めてやろう。だが、お前が帰らんでどうする!」
「おい、ヅラ!?」
「ヅラではない、桂だ!」

無駄に大きな自己紹介であった。肩を掴んだ晋助も流石にビビる。

「俺はなぁ、待っておったのだぞ!お前の為に、鼈甲飴を買ったのだ。頂いた小遣いをこつこつ貯めて、お前と、俺と、晋助と先生の4人で食べるつもりだったのだ!お前がなぁ、帰らんから、飴がひとつ余ってしまっただろうが!」

ぜいはぁ、肩で息をして小太郎はぐいっと腕で顔を拭う。ず、と鼻を啜る音がした。

「お前が食わぬのだから、俺が食ってしまうからな!」
「…ハッ、ハハ。銀時ィ、俺だって前に貸した菓子代とあと貸した手拭い、草履、返して貰ってねェんだからなァ!このバカが!勝手なことをしくさってんじゃねェよバカ!」

同じく恨み言を語った晋助も同じく肩で息をした。ひくっとしゃくり声を上げながらもこどもは師へと振り返る。

「先生、俺たちもまた、銀時を殺しました」
「先生だけの所為じゃない。俺と小太郎と、あとは、このバカ自身の所為だ」

ぼろっぼろに涙を溢した笑顔は、それでも強く強く松陽を射抜く。

「先生。俺ァ家族でもなんでもねぇけど、銀時のことは先生と同じくらい知ってる」

晋助は言う。

「先生だって銀時と血ィは繋がってないというのに、よく似ているもんですね。あいつも、先生がいなくなってウダウダウジウジすげぇうざかったんですよ」
「そうですよ、先生。あいつもこんなこと望んでいないでしょう。先生は、銀時に頼まれたのでしょう?新しい時代を作る、と──さっさと平和な時代を作って銀時が食いたかったと悔しがるような甘味でも食べましょう。一緒に!」

まるで逃避のようにも思える言葉だが、それでも松陽にはそうではないと理解できた。
松陽は前に進んでいるつもりだった。
けれど彼らに会って気付かされた。自分は、逃げ回っていただけだと。

(やはり、時代が求めるものとは)

乗り越えるとはこういうことだ。支え合い、分け合い、傷を晒してなおそうやって前を向く。
生き残ってしまった老害は、ならばその露払いをしようと心に決める。

「先生」

晋助が言った。

「俺たちは確かに銀時を殺した。でも、それだけじゃない」

小太郎が微笑む。

「俺たちは、未来を託されたのでしょう?」

行きましょう、あいつが望んだ世界を作りに。
生きましょう、あいつがくれた世界を守りに。

壊すのでもなく、憎むのでもなく、慈しむ為に。
ざあ、と風が吹いた。舞い散る花弁が視界を塞ぐ。
──正解だ、とあいつが笑った気がした。



















160503

4話目ですーお待たせしております桜の季節に間に合わなくて申し訳ない。
如何でしたかね、前話に引き続き弱った父子に渇を入れる役の晋助と小太郎。
本当はこどもらは狼狽えてウワァウワァ泣いて先生が後悔しているならば共に征くぞ、これが自分たちのけじめだみたいな展開だったんだけども気付いたらこどもらがイケメンでびっくりしてます。
次1話で終わりですかねー戦時中も書いてみたいところですが戦闘上手に書けないのですっとばして平和な世界に。
た、多分今年中には…がんばります……



×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -