雑記 | ナノ


雑記




◎好きなものとか、短いお話とか日々のことを色々と。



タイガ様

 可愛い、から壊したい。
壊したいから、可愛い。

壊して、オレだけのものにしたい。

――でも。この気持ちが分からない。


「……ねぇ、タイガ。あなた、恋でもしてるの?」
「なんで?」
「だって、最近わたしといても楽しそう」

――彼女を色で例えるなら、深い碧だ。
透き通って見えるのに、哀しい青が混じっている。

絹糸のように柔らかで細い髪が、オレの右腕にじゃれつく。

どうして、オレ達はこうしているんだろう。
そんなの、本人たちでさえ分からない。

「嫌い、なんて言ってないでしょ」
「でも好きとも言ってないわ」

…まぁ、確かにそうなんだけど。

彼女の言葉はいつだって真っ直ぐで、いつだってシンプルだ。

「ねぇ、じゃあ別れよっか?」
「……いいの?」
「……いいよ」

ああ、もう。じゃあ、どうしてそんな顔するの。

だから、そうやってなんてことないみたいに悲しそうに笑う彼女を、オレは見捨てられないでいる。


――だけど、朝人は違う。

「…あ、えっ、タイガ様?」

家に戻ればオレの姿を見つけるなり、ぶわっと耳まで赤くする可愛子ちゃん。

「おー、朝人。精が出ますなぁ」

庭の手入れしてた朝人にそう呼びかけると、むすっと唇を突き出してオレを睨む。

朝人は彼女のように表情を隠すのは下手だ。

「…何だそれ、オッサン臭い」
「まぁ、オレなんて朝人から見たらオッサンでしょ」
「べっ!べ、つに…そんなことねーっつうか!…な、い、と…思います…」
「そう?嬉しいな」

――なぁ、朝人。朝人はなんでオレが好きなの。
なんでそんな宝物見るみたいな目で、オレを好きでいてくれるの。

オレは、お前が思っているような人間じゃないよ。

オレは朝人をこんな窮地から救い出せる騎士でもない。
ただどっちつかずで、必死に体裁を保つために闘ってる男だっていうのに。

オレは、オレを好きでいてくれる朝人が可愛くて堪らない。

「…ホント、朝人って可愛い」
「ハッ!?ば、ばっかじゃねーのっ!??」

――ほら、そうやって顔を真っ赤にするところとか。戸惑いながらも、オレの言葉を聞いて嬉しそうにするところとか。

たぶん、好き。ううん、大好きなんだ。

「っ、いきなりそういうことすんな」
「…うん。ごめん」
「ば、ばかやろっ!謝ってすめばケーサツはいらねぇんだよ!」

軽く口づけをすれば、朝人の顔はより真っ赤になる。

幸せにしたい、誰よりも。
この純真無垢な子供を、オレはオレの手でがんじがらめにして縛ってあげたい。

大人を本気にさせたら怖いってこと、身を持って教えてあげる。

――なぁ。だから気付いたときにはもう遅いんだよ、朝人。


***

タイガ様×朝人くんは書いてて楽しい (^▽^)


2014/02/21
今、これが書きたい@


私の名前は秋月大和。父の経営する芸能プロダクションで、あるアイドルのマネージャーをしている。

そのあるアイドルというのが、今世間のトップアイドルとして名を馳せている七峰太一。今日のライブも大成功、今後ますますの活躍が期待されるだろう。

だが、七峰には世間に決して公表できない秘密がある。

「ぁっ…、いい…すっげぇ、大和さんのおっきくて……きもちー…」

ライブ終了後の楽屋で、いつものように私に跨る七峰。その姿は、先程まであんなにステージ上でキラキラとした笑顔を振りまいていたアイドルとは到底思えない。

ーーそう。お察しの通り、七峰は男に突っ込まれて快感を得る性癖の持ち主なのである。



***

設定

外ヅラだけはいい淫乱アイドルに振り回される冴えないマネージャーの話。

・太一(トップアイドル)
・おじさん(事務所の社長)
・堂島さん(社長秘書)
・大和(マネージャー)
・拓海(太一の先輩で売れっ子の俳優)

アイドルもの書きたいなぁ…!


2014/02/04
イズミ先生のセフレたち(仮)
・鮫島先生 強面マッチョ 数学担当
・佐伯先生 神経質妻子持ち 物理担当
・日高先生 足フェチドM変態 現代文、古典担当

・フジ ヤリチン
・渡邉 爽やか系クズ 野球部

・相馬 新米の純情警備員
・多々良 バツイチおっさんコンビニ店長

・早川 オタク童貞(恋人)




2014/02/04
あけましておめでとうございますー!今年も宜しくお願い致します(^o^)/


2014/01/01
prev | next



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -