「教科書に載ってないこと」から
「恋愛にとって大切なものはなにか」
失恋組の場合
(ポーラ、ビビ)
「ポーラ先生、なんで私たちなんですかね…」
「私も今まさに疑問に思っていたところよ
大体なによ"失恋組"って」
「しかもよりにもよって議題が恋愛について、ですからね」
「いやがらせね」
「それ以外ないですね」
「もういいわ
さっさと終わらせましょう」
「そういうわけでポーラ先生、恋愛にとってなにが大切だと思いますか?」
「それはもちろんセック
「それ以上言ったら出番が減りますよ」
「最近すでに出番がないからこわいものはないわ」
「なんだか投げやりですね」
「そりゃあ、そうなるわよ」
「でも、ほら…
最初は結構出てたじゃないですか」
「あなただってそうじゃない」
「私、前半はそんなに出てませんよ」
「ああ、あれはどちらかというと裏で暗躍していたような
「やっぱり恋愛には愛が大切ですよね」
「…ごまかしたわね」
「いえ、本題に戻しただけです
そもそもポーラ先生が放送禁止用語を口走ろうとするからややこしくなったんですよ」
「だってほら、一応保険医として性教育の正しいありかたを教えようと思って」
「……まったくもって理由になってません」
というわけで失恋組です
この組み合わせはなんだかめずらしいですね
お互い失恋を乗り越えたからこそふざけ合えるんだと思います
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