ソリーダスター

恋って楽しくてふわふわしててピンク色であまい。だけど同時に切なくってドロドロしてて苦しくもある。そしていつだって、好きな人はキラキラしてるのです。


「スクー!」

「あ?おお、お前かぁ」

私で悪いか。だけどやっぱり彼はキラキラしていて。私より綺麗かもしれない(いややっぱりそれはないかな)髪に、綺麗な肌に整った顔。なによりあったかい心!ああ大好きスクアーロ!


「好きだよスク!」

「はいはい」

「私本気なんだけど!」

「そうかぁそりゃよかったなぁ」

「全然伝わってない気がする…」


むうと頬を膨らませてスクを見ると、いつもみたいに困ったような笑顔で笑っていた。そんな笑顔が好きなわけじゃなくて、もっと楽しそうに笑う顔が見たいのになあ。ほら、ベルみたいな感じに!…うん、あれだけ笑顔を見てるのにベルを好きにならない不思議。同い年のベル好きになった方がいいに決まってるのにね。


「お前ちゃんと仕事しろよぉ。ボスさんに殴られるのは俺なんだからなぁ」

「はいはいわかってまーす」

「ベルと遊んでばっかじゃ駄目なんだからなぁ!」

「スクは私のお母さんかなにかなの?」

「保護者みたいなもんだろぉ」


保護者。確かにそうかもしれないけど。そのくらい年も違うかもしれないけど!恋愛対象なのは私だけなのかな。スクにとって私はそういう目で見れないのかなあ。


「…どうかしたかぁ?」


黙っていれば、そんな言葉が降ってくる。「別に」そう可愛くない返事を返せば、ぐしゃぐしゃと私の頭を撫でる大きな手。その手も好きだよ。やっぱりスクしか好きになれないよ、私。


「…好きだよ、スク」

「ありがとなぁ」


ぐしゃぐしゃと頭を撫でる手は止まらない。この手が私に触れ続ける限り、可能性を信じたい。いつか、絶対あなたを振り向かせるから。




―――――――
魅月ちゃんリクエストでしたー。過去…?ってなった結果こんなの残念クオリティになりました。リング争奪より前くらい、かな。
リクエストありがとうございました!


――――――
まふゆからの頂き物です!
リレー小説の過去話だからリレーのほうも読んでやって下さry

まふゆちゃんありがとうっ!

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