大嫌いなバースデー

2011/03/01 21:19



「誕生日おめでとうっ」

明らかに怪訝そうな顔をする彼女。


昔っから自分の誕生日嫌いでしたよねー
人のはめいいっぱい祝うくせに。

…まぁ反動、ですかねー




「私誕生日嫌い、って知ってますよね」

「うん!まぁ毎年言ってるもんね、はいプレゼント!」

このうるさい先輩はなにやら大きめな箱を差し出す。

あぁさっきからの甘い匂いはそれですかー

大方極度の甘党の彼女の為にケーキでも作ったんですねー、


「あぁそうですか。有難う御座います。」

でも甘いですー。
彼女の誕生日嫌いも極度の物。



きっと彼女の低いテンションのせいだろう、むーっと頬を膨らませた先輩は絶対食べてね!と言いながら去っていった。

2度目の“おめでとう”を忘れずに。




「懲りないですね、あの人も」

テーブルの上に並んだプレゼント達。

「毎年いらない、って言ってるのに」


初めの頃から見たら量は減りましたねー。


皆喜ばない彼女の反応に諦めていった。

カサリ、
プレゼントの中でも目立つ先程貰っていた大きめな箱。
開けた中にはお菓子の家と熊のぬいぐるみ。


何でもない日に貰っていたら凄く喜ぶんでしょうかー



「甘そうですねー」

「!フラン先輩…、いつから?」

「気付きませんでしたかー?修行が足りませんねー」

なんて茶化す。

「幻覚使うなんて卑怯です、」

「アンタも術師でしょー」


「い、いんです!というかなんで日本いるんです?」


「アンタの大嫌いな日を祝いにー」


「、」

一気に不機嫌。
まぁわかってて言いましたけどー


ダメですねー術師がそんな感情表に出して。
なんて茶化してみる。


「先輩、」
「ミーは嬉しいですけどねー、アンタが生まれてきてくれて。」

「!」




だからどうか。
自分を嫌ったりしないで。

ミーの唯一好きなひと。
柄にも無いこと言ったんですから、自分に自身もって下さいー。







(ちゃんと笑えよばかやろー)










――――――

誰 だ こ れ (゜∇゜)

すみませんなんかまとまんなかった。
フランじゃないねおかしいね。

しかも長いし、


すみませんでした。




|
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -