「もう、濡れてる」
「うっ、るさい」
半勃ち状態の有志のソレを掴むと、ニチっと音をわざとたてニコリと笑う。
胸の刺激で濡れてしまった有志の下着の中を、少し乱暴に弄り始めた。
「あっあっ」
玄関のドアに両手と額をついて、暴れる智希の指使いに思わず腰を揺らしてしまう。
腰を揺らすと、智希の足が股間のところに押し込まれているためまるでおねだりしているよう。
本人はそれに気づかず智希の指の動きに合わせて腰を振るが、上から見ている智希にとっては拷問だ。
「誘ってんのかよ」
「へっ、あっ!」
押し殺すように言葉を発すると、下着を一気に下ろしズボン同様玄関の床にストンと落とした。
上半身は乱れほぼ露わになっている。つまり、全裸みたいなものだ。
「はっ恥ずかしいっ、から!智希っやめなさい!」
「恥ずかしいのがいいの?下着取ったらちょっと大きくなったよ」
「そんなことっ」
「嘘だっていうの?」
「あぁっ!」
耳元で囁きながら有志のソコをきつく握ると、先端からジワリと白濁の液が溢れてきて、智希の手を汚していく。
しかし、汚れたのは智希の手だけではなかった。
「ほら、見える?父さんが俺の太ももの上で腰振ってたから俺のユニフォーム父さんの液でビショビショだよ」
「えっあっごめっ」
智希は意地悪で言ったつもりなのに。
有志は本当にすまなさそうに謝り、シミになった智希のユニフォームを手で擦った。
「ごめっごめ、え、これ擦って落ちるかな?やっぱクリーニング出したほうが」
不安そうに智希を見上げる有志。
落ちたのはシミではなく、智希だった。
「っくそっ」
「えっわっ」
智希は有志の股から足を外し一歩下がった。
切羽詰った顔をしている。
「今まで我慢してた分これから取り返していくからな」
「ちょっ待っこれはっあっ!」
有志の腰を掴みながら床に膝をつくと、白く今まで見た中で一番綺麗な尻にチュっと音を立ててキスをした。
まさか。
有志がサーっと冷や汗をかいた瞬間、智希は舌を押し込んだ。
有志の、中に。
「っ………!!」
玄関のドアに付けていた両手に力が入り、手のひらを大きく広げてドアに崩れそうになった体を支える。