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01




「なぁなぁ、今度こそデートせぇへん?」


「はぁ・・・無駄やで志摩。なんど誘ったってうちはいかへん。」


「つれへんなぁ。俺らの仲やないか。」


「何が俺らの仲や。やめや・・・気持ち悪い。」


「うわ、それ傷つくわ、ほんま。」


「死ね。」


「俺生きる価値すらないん!?」


いつものことにあきれるうち。

周りでは子猫さんや坊があきれながらその光景を見てる。

坊は志摩に向かって眉間にしわを寄せて不快感丸出しだ。

しかし志摩はうちを口説くことを止める気はさらさら無いらしい。

っていうか、


「(なんで坊も子猫さんも助けてくれんねや。)」


心の中で二人を少し恨めしく思った。


「はいはい、生きる価値だけはあるから、もうあっちいっといて。」


「ひどいわ〜」


「はいはい。」


何とか志摩を自分の席につかせうちも自分の席へとすわると志摩を相手にしたせいか疲れてため息が出た。



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