変態

「スカトロもいいよね。あー…前にスカトロみたいな名前の奴いた気がするなぁ…誰だったっけ」

ヒソカは下ネタ上戸だ。
元々下ネタを言う人だったけれど、酒が入ると下ネタ加減が酷くなる。
「へ、へぇ…」
aaaはギャグ程度の下ネタなら受け付けているし、なんてことないのだけれど、ヒソカのそれは、明らかに度を越している。
わざとかもしれないけれど。
「…ひ、ヒソカ、もう、寝よ?」
この変な空気に終止符を打ったのはaaa。
ヒソカがワインを一口飲んで、aaaを見た。
「aaaから誘うなんて…、今日は頑張っちゃうよ◆」
にっこり笑顔でそう言ったヒソカは酔っているのか、本当に言っているのかわからない。
「そんなこと言ってないです…」
「遠慮しなくていいんだ」
「遠慮じゃないです…」
ヒソカはaaaに顔を近付けた。
「…今日は、寝かさない◆」
唇に軽いキスをされ、aaaは覚悟を決めた。

「aaa、もっと…◆」
ヒソカは足を広げて喘いでいる。
aaaはヒソカを眺めながら、手に持っているバイブのスイッチを入れた。
「あっ、あぁー…!」
びくびくと体を震わせ、ヒソカがいやらしい顔した。
aaaはヒソカの嬌声を聞いて、自分の下半身が熱くなっていくのを感じた。
「イイよ…aaa、あっ◆」
びゅ、とヒソカのものから精液が放たれた。
aaaはバイブを引き抜いて、ベッドに放り投げた。
「はぁ…、すごく気持ち良かったよ。aaaにしてもらうとより感じる◆」
ヒソカは体勢を整えながら、乱れた髪を掻き上げた。
「こ、こんなことさせるなんて……拷問!」
「とか言って、これした後にセックスしたらaaaすごく感じてるよねぇ…。素直になりなよ」
ヒソカはaaaをベッドに押し倒すと、aaaの着ていた下着を脱がした。
「ほら、もうここ濡れてる。…可愛いね、aaaは◆ 今日は何をしようか……バイブがあるから、キミも使ってみる?」
ヒソカはベッドにある、体液だらけのべとべとのバイブを掴んだ。
「え、遠慮します…」
「遠慮しなくていいんだ◆」
aaaはバイブの当てられた感触がして、足がびくついた。
「大丈夫、気持ち良くなるだけだから◆」
「遠慮してるのにー!あっ!」
ず、といやらしいぬめり気のある音がした。
aaaの中に男性器を模したものが挿入された。

「バイブの次はディルドなんかどうだい?」
「もうやめてください…」
aaaは裸で布団にもぐり、耳を塞いだ。
「アナルセックスとか、あぁ…フィストファックもしてみたいね◆」
くっく、と笑いながら裸のヒソカはバイブを撫でる。
「そんな、…ひ…ヒソカがやればいいじゃん!」
aaaは悲痛に叫んだ。

「あぁ、ボクもうしてるんだよね」

「え!!」
「だから、ボクはもうされたことあるから、今度はしてみたいんだって…」
ヒソカがバイブを床に投げた。
ごとん、と鈍い音がした。
「好奇心ならほかの人として…」
「好奇心じゃない。キミと、気持ち良くなりたいんだ◆」
ヒソカのにっこり笑顔は駄目だ、心が折れてしまう。
「どう?嬉しいだろう?」
「拷問だよ!!」
aaaがヒソカをばちんと叩くと、ヒソカのムキムキの腕に真っ赤な手形が出来た。
「痛いなぁ…、あ◆」
「な、なんで…」
布団の隙間から、ヒソカの半勃ちしたそれが見えた。
「変態!」
「あぁ…、言葉攻めもたまらない…◆」
ヒソカは、ぞくぞくと体を震わせ感じながら、aaaの腕を掴んだ。
「aaa…、潮吹いちゃうくらい気持ち良くさせてあげる◆」
ヒソカが言った言葉に、体の奥が疼いた。

「なんかいっつもひどいマイナープレイされるのにヒソカが好きとか……もうやだ」
「くくっ◆ ボクもaaaが好きだよ。キミのことを考えると勃起がおさまらない◆」
「さいてい…」

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