Let's play the game!


「ホラーゲームとアクションゲームとギャルゲーとエロゲー、どれがいい?」
「どれにしろ女のするようなゲームじゃねぇな…」

「アクションゲームやりたいんだけど!」
「おれに選択肢はないんだな…」
誰から借りてきたのか、アクションゲームとPS3をかばんから取り出した。
「……おい!!」
すごい剣幕でゾロは私を見る。
「どうかした?」
「PS3…スゲェ重いはずだぞ…!」
PS3の重量は半端ない。
PS2の比ではないのだ。
「うんっ、結構重かったよ」
にっこりと笑う私。
(……何気スゲェな、こいつ)
唾を飲むゾロであった。

「私ね、ほんと……ゲーム下手だから」
「ふーん」
興味なさそうに返事をするゾロはコントローラーを私に渡してくれた。
「あ、ありがと」
私はお礼を言いながら受け取ると、ゾロはPS3のスイッチを入れた。
ピ、と音がして、PS3が起動する。

「ふああっ!やぁっ、もうやめてよぉっ」
「………」
「だめぇえ!あぁーん!!」
嬌声を上げる。
「……………やめろ!!変な声を出すな!」
「えっ?私、そんなに変な声出してた?」
私は気づいていなかった。
ゾロは顔を赤らめている。
「ゾロくーん……私のその"変な声"で、どんなこと考えてたのかなー?」
つん、とゾロの頬を小突くと、ゾロはうぅと呻いた。
「てっ……てめぇのせいだろ!責任とれ!」
がば、とゾロは私を床に押し倒した。
「きゃっ!責任転嫁ー」
「るっせ」
私の口をゾロが塞いだ。

いろいろあった後、ゾロがシャワーを浴びに部屋を出た時に私は健全なる男子にあるだろうものを探した。
最初は王道のベッドの下、と手を突っ込んだらあっさり見付かった。
そのあとすぐにゾロが帰ってきて、私はそれをゾロにつきつけた。
「ゾロくん、これなんだ」
「………………………」
滝のような汗が噴き出すゾロ。
「答えは、ゾロくんのベッドの下にあったエロゲーでーす。やっぱり男の子だね!」
「ち…っくしょ」




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