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▽ タイトルなんて自分で以下略


朝からアンタレスがドヤ顔をかましていた。理由は定かではない。
ベラトリックスとルシウスとナルシッサがアンタレスを怪訝そうな面持ちで二度見するくらいのドヤ顔だった。
所謂、ドヤ顔レベルマックスというやつだ。え、ネーミングダサい?ひっどいなぁ。あ、僕はラバスタンだよよろしく。

「ねえマルシベール」
「あ?」
「全身金縛りかけていい?」
「全然よくない、一つもいいことない。エイブリーにでもかけろよ」
「わかったわ」
「アンタレス、流石の僕でも怒」
「ペトリフィカス・トルタス!」

アンタレスったら容赦ない!アントニンが被害者が自分じゃなかったことに安堵のため息をもらしている。ねえアンタレス、ここにもう一匹全身金縛りの呪いをかけられるのがいるよ?…あ、一体で充分か。残念。
ちなみにソーフィンとヤックスリーはまだ夢の中だったりする。あの二人寝起き悪いんだよね。ヤックスリーのハニーフェイスで暴言吐かれたりソーフィンのにこにこ顔なんて僕らは二度と見たくない。だから絶対に起こさないと決めた。マグル同盟男子諸君の暗黙の了解ってやつだ。

「アンタレス、それ何に使うんだよ」
「あらアントニン、おはよう。新荒川オーバーザブリッジごっこでもやろうと思って」
「えっ」

石化したエイブリーに軽量呪文をかけてアンタレスはそれを小脇に抱えた。マルシベールがちょっと羨ましそうに見ている。それならお前が全身金縛りの呪いをうければよかったのにね。

「早くそーこーどきなさーいひかーげじゃーないわたしがーいまーすぐーにひれ伏しーて頭が高いメガーネが偉そうに」

大広間に向かう途中メガ…もじゃも…ポッターに会ったアンタレスはマジで本物そっくりだった。わざわざ草以下をメガネに即興で変えてたし。アンタレスのドヤ顔のレベルがマックスを越えた瞬間だった。

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