※「黄瀬ファンの妹と結局甘い高尾」のつづき
で、会話。ヒロイン最後の最後で名前のみ。
(海常と練習試合、ありました。)
「きーせクーン!!」
「あ、…秀徳の、高尾っち。お疲れ様ッス!!」
「おうっ!!お疲れー!!今日は楽しかったわ!!」
「こっちも楽しませてもらったッス!!今日も緑間っちは相変わらずのシュート成功率だったッスねー。」
「まあうちのエース様は今日おは朝占い一位で絶好調だったからなー。」
「それも相変わらずッスねー…あのモアイ像の絵、もしかしてアレ、緑間っちのラッキーアイテムッスか?」
「そー。今日のは結構デカイから宮地さんキレてたわ。」
「あ。あの金パの先輩ッスよね?こっちまで怒鳴り声聞こえてたッス。全く、緑間っちもよくあれだけ怒鳴られて平気ッスねー…」
「あー。それはギャラリーが煩くて笠松サンがキレても懲りずに愛想良い黄瀬クンと一緒じゃね?」
「アハハー…すんませんッス。一応俺も静かにしてねーとは言うんスけどねぇー…女の子は集まると盛り上がり過ぎちゃうんスかね、なかなかこっちでコントロールしづらいッス。」
「ま、女子は単体でも厄介だっつーのに、集団になると強いしなぁー…」
「そうなんスよねぇー…。俺としては、応援してもらえんのはすっげー有り難いし、心強いし、ちょっとくらい騒がしくたって嬉しい限りなんスけどねっ!!」
「おー。ファン思いだね。」
「やっぱ応援してくれるファンは大切にしたいっス!…周りには申し訳ないスけど。」
「いやいや、俺は黄瀬クンのそーゆうとこ、良いと思うぜ。超カッケー!!!…………でさ、俺はそんなカッケー黄瀬クンにお願いがあるんだわ。」
「へっ?なんスか?」
「………サイン、下さい。」
(勿論喜んで!!えーっと…名前は、高尾っちで良いッスか?それとも和成くんのほうが………)
(いやっ!!俺のじゃねーの!!妹が黄瀬クンのファンでさっ、!…その、妹宛てに貰えねェ?)
(あ、なるほどっ!!お安いご用ッス!!妹ちゃんのお名前は―?)
(あー…名前っつーんだけど、)
(名前ちゃんッスねー!!オッケーッス!!いやぁー…可愛い名前ッスねー!)
(……サンキュ。ソレ伝えとくわ。)
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流石の高尾くんも妹のためとはいえ、ライバル校のエースにサイン貰うのは恥ずかしいし、照れると思う。
でも黄瀬くんはきっと快く名前入りサインをくれるはず。
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