梅雨も明けて、気温が暑くなってきたハッピーツリータウン。
日本と同じように、四季があるようだ。
特にこんな暑い日はアイスがないとやってらんない。
てなわけでアイスを買いに行った私は、その帰りにナッティと出くわし、共に公園のベンチで涼む事にしたのだが。
「暑いぞナッティ」
ナッティがべったりくっついてきて、暑苦しい。
「暑いねェ」
「だからあんまりベタベタすんなし」
そう言って私の腕にしがみついていたナッティの手を、振り払う。
「えー、カイリはボクにくっつかれるの嫌なのォ?」
しょんぼり顔で尋ねてくるナッティ。
可愛い…!!
だが流されちゃダメだ。
「嫌じゃないよ。寧ろ嬉しいけど今日は暑いからさ、ね?」
弁解しようとするが、ナッティはむすっとしてそっぽを向いてしまった。
あちゃー、拗ねちゃったよ…。
しょうがない…。
「手握るだけなら…」
「ワーイっ!」
即座に機嫌を直し、恋人繋ぎ状態の私と自分の手を、ブンブン降るナッティ。
ったくいい歳の癖に…。
「はぁ…、アイスでも食べるか」
保冷剤入りの袋から、アイスキャンディを取り出し頬張る。
「んー冷たぁい。おいひ…い?」
視線を感じて横を向くと、物欲しそうな顔をしてこちらを見るナッティと目があった。
「……………」
無言で涎をたらしながら、アイスを見つめるナッティ。
「…欲しいの?」
「欲しいっ!!!!」
「今アンタ、飴食べてんじゃん」
「でも欲しいんだもんっ」
んー、そだなー…。
「じゃあ条件付きであげるよ」
「じょ、条件…?」
「"歯を立てずにアイスを食べる"っつー条件。クリア出来んならあげる」
我ながらいい考えを思いついた。
「やるやるー!」
「おっけー。あ、もちろんアイスは私がナッティに食べさせるからね」
「わかったァー」
そうと決まれば、ナッティを私の膝の上へ向かい合うように座らせる。
「いーい?絶対歯立てたり噛んだりしちゃ駄目だからね」
「うん!」
元気よく返事をするナッティの口にアイスキャンディを押し込んだ。
「う、むっ」
ナッティが眉をひそめる。
結構な太さのアイスなので、苦しいのだろう。
そんな事お構いなしに、アイスを奥まで入れたり引いたりを繰り返していく。
「っぅ、んぅ ふぁっ」
ナッティの口から洩れる荒い呼吸とだ液。
いやー、ミルク味選んどいて正解だったな。
ナッティの腰に、開いた手をあて撫で回す。
「ふっ、んっ、ッ!?」
「あーもう、歯立てちゃ駄目だって。ほら集中集中」
撫で回されてたじろいだナッティを叱り、腰を撫でていた手を下着の中に侵入させる。
「ンぁっ!!?」
「気にしないでアイス食べてろ」
私がそう言うと、ナッティは躊躇いながらも言われた通り、またアイスをしゃぶりだした。
その様子を眺めながら、既に固くなったナッティのソレを軽く揉む。
力を入れる度、痙攣するナッティの身体。
「ひぅっ!?あ、らめっ やだ カイリっ」
もうそろそろ限界が近いのだろう、アイスの棒が口から滑り落ちたにも関わらず、淫らに喘ぐナッティ。
「ぃあ、む、り カイリっ も、出ちゃッ」
「いいよ。出して」
フィナーレとばかりに、一気に根本から扱き上げた。
「ッ――――!!」
声に鳴らない嬌声と共に、私の手に吐き出される白濁。
途端に、力が抜けたのかこちらに持たれかかってくる。
「やば、力入んない…」
「大丈夫?」
「大丈夫じゃないー」
ナッティの頬がプクーと膨らむ。
「ごめんって、ナッティがあんまり可愛いからつい、ね?」
「もー、カイリのばかァ!お仕置きしちゃうんだからっ」
ギュッと抱きついてくるナッティ。
「暑いよナッティー」
「えへへ、お仕置きだよォ〜」
上目使いで微笑まれ、また理性が途切れそうになる。
「カイリ?」
「大丈夫、なんでもないです」
とは言ったものの、何時まで理性が持つかは分からない訳で。
恐らく第二ラウンドに突入するんだろうな、と私はため息をついた。
棒付きアイスの使用法
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