アリサに触るな、とレッドがグリーン青年の手を払ったのを最初に。
二人は私そっちのけに喧嘩を始めてしまった。やいのやいの言って、彼等のポケモン達も主人を応援するかのようにわいわいがやがや。




懐かしいな、この感覚。
何処だったっけ………。












『アリサ、宿題見せろよ』
二カッと笑った彼が思い出される。
そうだ、彼に話しかけられてる間は教室の喧騒が何処か遠くに感じられて………。










「アリサ?」
話しかけられて、焦点を合わせば心配そうにこちらを見ている二人。
急に焦点をずらしたから気持ち悪い。
「大丈夫、ですわ」
それだけ言うので精一杯だった。








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