「アリサ」
とアジトを出る時に呼び止められた。私の手当てをしてくれたランスは玄関先まで荷物を持ってくれてたし、思想以外はいい人なのかもしれない。



「君なら大歓迎なのだがどうだね?」
何の事か気付かない程鈍感じゃない。勧誘されている、ロケット団に。



「お断りしますわ。わたくしまだ死にたくないですので」
「君が死ぬなんてことはないと思うが?」
「いいえ、彼女にかかればわたくしなんて塵芥同然ですわ。それに…」
わたくし、負け組なんて嫌ですの。
予想していた通り怪訝そうな顔で見てくる。

「太古の頃より決まっていますわ」



















「最後に必ず、正義は勝つんです」








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