「それでは大蛇丸様とボクたちはそろそろ」
「夕食ぐらいご一緒すればよろしいのに」
「研究の続きや捕虜の管理がありますので」
「サスケ君に会えただけでもいいわ」
「ありがとうございました。またいつでもお越しくださいね」

 大蛇丸さん達は帰ってしまった。

「オレ達も帰るぞ、マダラ」
「またいつでもお越しくださいオビト先輩」
「お前も帰るんだぞイタチ!暁のメンバーだろうが!」
「オレは木の葉のうちはイタチだ」
「犯罪者だろうが。バレたら一族に汚名着せることになるぞ。クーデター一族ってサスケがアカデミーでいじめられてもいいのか」

「蛇博士さん……大変名残惜しいのですがそろそろ里から離れなければならないようです」
「お前サスケのことになると変わり身早いな」
「イタチ君、年末とお盆は戻ってきてもいいわよ。ただしバレないようにね」
「クリスマスもいいですか?サスケ、まだサンタさん信じているんです。サンタはシスイ以上の瞬身使いだって…」
「あら可愛い」

 可愛い情報を耳にし、イタチは帰り支度を始めた。

「オレは残る」
「なんでだよ!?おかしいだろジジイ!お前こそ里に残ったら駄目だろうが!うちは一族で真っ先に里抜けしただろ」
「時効だ」
「知るか!アジトに帰るぞ」
「…彼処は辛気臭い。特に量産された柱間細胞が気味悪い。オレの知ってる柱間はあんなのじゃないまた柱間と戦いたい」
「お前が量産したんだろ。さらっと最後に願望混ぜんな」
「後はお前と長門に任せた。準備か整ったら呼べ」
「クッソ、絶対にオレが無限月読してやる…!」

 なにか話し合って、ご先祖様は我が家に居座ることになったらしい。サスケ君の遊び相手になってくれるみたいだ。

「蛇博士と言ったな…これから頼むぞ」
「毎日お盆なのも不思議ですね。よろしくです、マダラ様」
「恭しい態度は要らん。オレは里を襲った立場だからな」
「でもご先祖様ですし…ではマダラさんで」
「いいだろう」
「ほらサスケ君、隠れてないでご挨拶しなさい」
「……あぁ」

 マダラさんいわく、サスケ君は弟に似ているらしい。

 

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