深夜の南賀ノ神社某所、今は壊滅状態であるが忍界取れる実力の一族が集っている。

「サスケは寝なさい。何時だと思っているんだ」
「午前0時、灯り消えた街」
「今宵は踊らなくていいから、明日もアカデミーあるんだろう」
「…オレも参加する」

 黒い夜の街を歌い出そうなサスケを制すが横でマダラが「まだ踊れるだろう」と言い出す。

「大人が子供の夜更かしを助長させるんじゃありません。マダラ、お前はサスケに悪影響だ。サスケは純粋だ、何色にでも染まる」

「気にしない…純粋でもなければ子供でもない…」
「砂利がそう言ってるのだ好きにさせろ」
「サスケェ…」

「それより早く本題を話せイタチ」

 割り込むようにオビトが言った。

「違うな…ガキってのは…落ち着きのないせっかちのことだ」
「あ?アンタ…オレがサスケより子供だと言いたいのか…」

 マダラとオビトが不穏な空気になる前に本題に入ろう。彼等はいつも面倒だな。

「それでは本題に入るぞ」
「ああ」
「…………蛇博士さんが商店街の店主にプロポーズされてた」

 しかもサスケの十倍はある老人なんだぞ、オレはどうすればいいのだ。

「此方は真剣なんだ!歳を考えろってそういうことだったのか蛇博士さん……!」
「安心しろイタチ、その店主は美人なら誰でも口説いて値引きしてくれるジジイだ。夫婦仲は好調で放っておくと妻の自慢もする」
「ずいぶん詳しいなオビト…まるでジジババ博士だ」

「兄さんは心配性だな」
「アハハ許せサスケェ」

 あっさり問題解決したため、オビトは苛立ちながら時空間忍術で帰ってしまった。サスケとじゃれあってるオレにマダラは話しかけてきた。

「ところであの女は幾つ何だ」
「オレは母の妹ってことしか知らない。叔母にあたるがオレは姉さんと呼んでいた」
「……それと容姿で推測はできんのか」

「母も蛇博士さんも、オレが四歳の頃から容姿が変わっていない」

 

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