「蛇博士さん、オレから良い提案があります」
「どうしたのイタチ君…」
「オレと蛇博士さんが夫婦になってサスケを養子にするってのはどうですか?」

 そうすれば正々堂々サスケの授業参観に現れることもできる。卒業式も出れる。犯罪者ブラックリストは知りません。

「歳を考えなさい。アナタ結婚出来ない年齢でしょう」
「歳さえ条件を満たせばいいのか…!兄さんやったぞ!サスケェ!」
「イタチ君、頭冷やそうか」
「冷やさなくても最近寒いので暖かい家庭に癒されたい」

「そもそもイタチ君はあの子がいたでしょう?」
「………」
「ええっと名前は確かイズ―…」
「調子のいいこと言ってすみませんでした。ですので人のトラウマを穢土転生させないでください」

 イタチ君はとても美しい土下座を披露した。

「貴様…オレの弟をたぶらかしたのか」
「マダラ、それは此方の台詞だ。この前もサスケによからぬ知識を教えたそうだな。月読説教するぞ」
「効かんな」
「だろうな」
「それよりお前、オレのイズナとどういう関係だ!?」

「マダラさんも歳を考えましょう?」

「蛇博士さん…マダラの場合は歳というより時代だ。それと考えるのは時代だけではないはず…」

 

戻る
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -